日本に台風が接近すると、警報が発令され、学校が休校になることも珍しくありません。
中には、「台風だと仕事にならないので出勤しなくて良い」と仕事が急に休みになる職場もあるようですが、 雨の日でも営業・稼動しなくてはならない職種の方や、簡単にはお休みできない方も多いですよね。
そのときに困ってしまうのが、通勤時の服装や強風・雨水に対する対策です。どんな準備をしておいたら良いのでしょうか。
台風接近中に出勤されるときに注意したほうが良いことをまとめました。
台風接近中に通勤するときの服装は?
台風で出勤するときの服装を決めるポイント
男性の場合
スーツで出勤しなくてはならない人でも、長靴の中にインしたり、シューズカバーを付けない限り、スラックスは確実に濡れてしまいます。
職場で着替えることが可能であれば、スーツ以外の簡単に洗える服装で行くことをお勧めします。また、意外と忘れやすいのが靴下の替えです。必ず持って行きましょう。
女性の場合
台風のときは強風が伴うため、スカートが捲れてしまうのを防止するためにはパンツスタイルの方が楽でしょう。
七分丈(クロップド丈)のパンツや、通勤時だけ裾を折り曲げると、汚れや雨水の跳ね返りを少し防ぐことが出来ますね。
ストッキングはひざ下丈のものを選ぶと、サッと履き替えて足を拭くことができるのでオススメです。
長めのレインブーツを履くのであえてスカートを選ぶという人もいます。その場合は、フワフワしてしまうスカートを避け、タイトなタイプのスカートを選ぶようにしましょう。
どんなボトムスを選ぶにしても、濡れてしまって下着が透けてしまうことの無いように、色や素材にも気をつけてくださいね。
台風の通勤時におすすめのレインコート
雨の日に防水加工のあるレインコートやポンチョを身に着けている人も多いと思いますが、台風の日はいかに身体から雨具が離れてしまわないかが重要になります。
2ピースタイプより上下が繋がったレインコートタイプがオススメなのですが、その理由はこのとおりです。
*レインコートタイプの方が、脱ぎ着が素早くできる
*すばやく脱ぎ着ができるので周りを濡らさずに済む
*2ピースタイプは上着の裾から水が侵入して、ボトムス上の腹回りが濡れることがある
重装備のレインコートを着たときに、中が蒸れて暑いのはジメジメして気分も嫌ですよね。こちらは防水性と通気性に特化した長めのレインコートで、撥水効果が高く、蒸れないということで人気の商品です。
サイズもS~4Lまで豊富で、男女兼用なので家族で使いまわしている人もいます。前身ごろに三角形のマチが付いているので、雨の日に自転車通勤される方にもオススメな商品です。
雨の日の自転車通勤については、「雨の日の自転車通勤での工夫や化粧落ち 靴の濡れ対策やグッズを紹介」をお読みください。
台風の通勤時に履く靴
長靴やレインブーツがあれば、それを履いていくのが一番良いでしょう。台風の雨風の中では、短めの靴ではどう気をつけてもずぶ濡れになってしまいます。
抵抗がある場合は、濡れたり汚れても気にならず、安定性に優れたスニーカーを履いていき、会社で履き替えましょう。履き替える用の靴を、前もって職場に置いておくと楽ですね。
男性用のパッと見だと革靴に見えるレインシューズや、おしゃれなレインブーツもあるので、雨用にひとつ用意してはいかがでしょうか?
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女性でスニーカーに抵抗がある場合は、強風に耐えるためにヒールがあまり高くないミュールやパンプスを選びましょう。
梅雨のときも重宝する女性のレインシューズについては「雨の日にレインブーツは履く?おすすめコーディネートや選び方を紹介」をお読みください。
台風の日に通勤する場合にあると便利な持ち物は?
台風の中を通勤しなくてはならないときに、持って行ったり、会社に置いておくと便利なものを紹介します。
・着替え
どんな対策をしても、カッパがめくれたり、水たまりを車に跳ねられたり、予想外に濡れてしまうこともあります。
会社で着替える服を持っていくのが安心ですが、台風の時に荷物が増えるのは大変です。梅雨や台風時期には、会社に着替えを一式置いておくと、いざという時に助かりますよ。
・携帯電話、スマホの充電器
途中で公共交通機関が欠航になったり、トラブルに巻き込まれて会社へ到着できない可能性も考えられます。連絡を頻繁にすることになるので、バッテリー切れを防ぐために自宅を出発する前に満タン充電し、充電ケーブルも持ち歩きましょう。
カバンの外ポケットなど、濡れてしまう場所には入れないでくださいね。
・絆創膏(バンドエイト)
物が飛んできたり、強風に煽られて転倒したり、台風のときはケガをする可能性も高まります。何枚か持ち歩いていると安心です。
・少し多めのお金
最悪何かの都合で泊まる事になれば宿泊代が必要になりますし、タクシーで長距離移動する可能性もあります。落とさないように注意しつつ、少し余裕をもった金額を持ち歩きましょう。
・タオル
濡れた髪や体を拭いたり、カバンを乾かすときに使ったり、タオルは何本か会社に置いておくと良いでしょう。
また、レインコートを着たときの首周りにスポーツタオルを巻いておくと、フード周りから入った水が服を濡らしてしまうことも防いでくれます。
・ビニール袋
濡れると困る電化製品や書類を入れたり、濡れてしまったものを持ち帰るときに入れたりと、何かと役に立ちます。
・携帯ラジオ
ネットで情報を検索することも可能ですが、必要な情報を収集するにはラジオが便利です。事故や通行止めの情報も手に入れることができますので、ラジオを聞くことのできる環境を用意しておくと良いでしょう。
台風や大雨の時に便利なものや手軽にできる対策は「台風で服が濡れない方法や知恵と工夫 用意すると便利なおすすめグッズ7選」も併せてお読みください。
台風の日に通勤する場合に注意することまとめ
台風接近中だけど仕事は休めない…というときに、注意してほしいことをまとめました。
徒歩や公共交通機関で出勤する場合
・出来るかぎり暴風の状態を避け、少し収まった時に出勤する
・公共交通機関が遅延することを考え、かなり早く家を出発する
台風が来るとわかっているときは早めに起床し、出勤時間はいつもより早くしましょう。 雨風の様子を確認し、少しでも弱まったときを狙って出勤します。出発前に公共交通機関の状況は確認してくださいね。
普段から、通勤経路は複数把握しておくと安心です。
・川沿いを歩かない
川沿いや堤防の真横など、増水や冠水の可能性のある場所は通らないようにしましょう。
・建築中の作業現場や不安定な建物の近くを歩かない
古くなって腐りかけた塀などの近くも避けた方が良いです。固定されていない看板にも気をつけましょう。
・倒れやすい木々の周りを歩かない
木はいつ倒れてくるかわからないので、倒木の可能性が高そうな場所や、傾いている木の付近は近寄らないようにしましょう。
車で出勤する場合
・速度を抑える
運転時は飛んでくるものの回避が難しいので、ゆっくり走ることが大切です。雨が激しいとワイパーも追いつかなくなるので前がまったく見えなくなることもあります。 突風で車体が煽られやすいので、ハンドルの誤操作に気をつけましょう。
・冠水してる所には近寄らない
「これくらいなら大丈夫!」と思って超えようとすると、車の故障の原因になったり、ブレーキの利きが悪くなるほか、最悪冠水が深くて抜け出せなくて命を落とす場合も可能性もあります。
・安易に車を使用しない
運転が不可能な程の悪天候の場合は、公共交通機関も運休するレベルだと思います。
無理をして事故を起こすと大変なので、勤務先や上司に状況を相談し、出勤時間をずらしたり、様子をみるなどの対応を取りましょう。
まとめ
台風は1年間のうち何度も日本列島に接近し、風害、水害などと大きな被害をもたらすこともある恐ろしい災害です。
どうしても出勤しなくてはならないときには、テレビやラジオで台風の進路や気象情報をよく確認し、万全の対策をとって出勤しましょう。
決して無理はせず、どうしても出勤が難しそうなときは、同じ会社の人や上司へ相談して指示を仰ぐようにしてくださいね。
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