毎年8月の最終土曜日に秋田県大仙市の大曲地区で行われる「全国花火競技大会(大曲の花火)」は日本三大花火大会の1つで、100年以上続く歴史ある花火大会です。
花火制作者本人が打ち上げる競技大会としても有名で、テーマ音楽に合わせて準備された花火が毎年1万発以上あがり、全国から多くの観覧客が押し寄せます。
混雑を覚悟して行かなければならない大曲花火大会での必需品やトイレ対策、大曲の花火当日の気温や服装についてご説明します。
大曲花火大会での必需品やあると良い持ち物を紹介
大曲の花火大会を安心して心から楽しむためにも、準備はしっかりと行うことが大切です。
混雑具合や天候、見る場所によっても状況は変わりますので、さまざまな対策をしていきましょう。
大曲の花火に必ず持っていく必需品リスト
☑ポケットティッシュ、ウェットティッシュ
桟敷席を含め、会場内に水道はありません。食べ物で手や敷物を汚してしまうことも考えられますので、ウェットティッシュが重宝するでしょう。
また、簡易トイレではトイレットペーパーが無くなっている可能性があります。トイレットペーパーは嵩張ってしまうので、水に流れるティッシュを持っていくのもオススメです。
☑水のペットボトル、携帯アルコール手洗い液
トイレの周辺にも手洗い場は設置されていません。ミネラルウォーターなどの飲み水を手洗いの時に使ったり、アルコール手洗い液を持っていくと安心です。
☑食べ物や飲み物
会場周辺や屋台で売られているアルコール類やソフトドリンクは、価格が通常の倍くらいに設定されています。
また、暑い日だとコンビニ等・会場の屋台の行列も長くなり、アルコール類は昼花火の時点で会場内では売り切れになることも。
会場から離れた場所にあるコンビニで確保しておく方がベストです。トイレが近くなるので飲みすぎには注意ですよ。
☑懐中電灯などのライト
日が暮れて暗くなってからの足元確認はもちろん、花火競技大会終了後、花火師とのエール交換にも使用できます。
スマホのライト機能を使う方法もありますが、混雑内で落とすと踏まれる可能性もありますので、100均で用意した方が後悔せずにすみますよ。
☑暑さ・日除け対策グッズ
花火大会が始まる前の日中は、歩いて汗をかいたり、気温が上がって暑く感じることも。会場に日陰は無いので、日焼け対策も必要です。熱中症予防のためにも帽子や日傘、うちわや扇子を持っていきましょう。
曇りの日や夕方も紫外線は降り注いでいます!詳しくは「紫外線がピークの時間帯は?朝や夕方も対策必要?強さと天気の関係性」をお読みください。
打ち上げ開始前までは日傘や小さなテントを使うことはできますが、花火開始前にみんな一斉に畳みます。その後は、後ろに座っている方の邪魔にならない帽子のみにするのがマナーです。
☑敷き物
打ち上げまでの待ち時間から花火大会終了まで、ずっと座っているとお尻や腰が痛くなってきます。
クッション素材の敷物や座布団、アウトドア用の座椅子があると良いでしょう。高さのあるイスは避けてくださいね。
☑ビニール袋(小さめ、大きめ)
大きめのビニール袋は、雨が急に降った時に荷物を詰めたり、敷物などを持っていくのにも役立ちます。小さめのコンビニ袋は、食べきれなかった物を仕舞っておくのにも便利です。
大曲花火大会ではゴミは持ち帰らずに、分別して会場内のゴミ集積場所(ゴミ箱)に捨てるルールになっています。
☑雨具・防寒具
次の章で詳しくご紹介します。
☑暇つぶしグッズ
桟敷席や自由席の場所取りが終わってから、花火打ち上げまでは時間を潰すのに苦労される方も。新聞やゲーム、本などの時間つぶしグッズがあると良いですね。
☑虫よけスプレー
会場付近には色々な虫がいるので、長袖を着ていても刺されてしまうこともあります。誰かが代表して虫よけスプレーなどのグッズを用意すると良いでしょう。
大曲の花火に行く前にしておくこと
☑はぐれたときの集合場所や連絡先を確認しておく
打上会場の近くでは携帯・スマホの電波が悪くなります。はぐれても連絡を取りにくくなることがあるので、万が一の待ち合わせ場所を決めておきましょう。
場内3か所にある、それぞれ色の違う「回転灯」をはぐれたときの目印にすると良いでしょう。公式HPの注意事項にもそのように書いてあります。
☑名前・保護者の連絡先などを書いた名札をつける
子どもが迷子になってしまった場合、広い会場内では偶然再会するのはほぼ不可能です。
名札を付けていれば、気づいた方や警備員が連絡をしてくれるはずなので、あらかじめ準備しておきましょう。
全国花火競技大会「大曲の花火」HPの注意事項も一度目を通しておいてくださいね。
大曲花火大会当日の気温や服装は?
日本気象協会のHPで、秋田県大仙市の大曲地区の2016年8月(日ごとの値)を表にしたものがあります。見やすいように、8月11日~31日のみ抜粋した表がこちらになります。
出典:気象庁ホームページ(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_no=32&block_no=0195&year=2016&month=8&day=&view=)
大曲の花火は8月の最後の土曜日なので、8月下旬の比較的過ごしやすい時期です。
最高気温が30℃を超える日も多いものの、最低気温が15℃くらいまで冷え込むこともあります。平均気温が25℃前後の日が多いです。
雨が降ったり、曇りで日照時間が少ない日は、体感温度は低くなるでしょう。
大曲花火大会当日の服装の決め方
*トップス
当日の天候にもよりますが、半袖1枚やカーディガンを羽織れば問題ないと思います。8月末は夜の気温が下がり始める時期ですし、たいへんな混雑なので、浴衣はお勧めできません。
*ボトムス
暑さのピークは過ぎていますし、虫刺されや日焼け防止のためにも、長めのボトムスを選ぶのと良いでしょう。
*防寒対策
昼間は暑くても、夜は寒いくらいに感じることがある季節です。長袖の風を通しにくい上着やバスタオルを持っていきましょう。撥水性のあるウインドブレーカーだと、ちょっとした雨が降ってきても安心です。
汗をかいたり、雨で濡れた時のために着替えもあると良いかもしれません。
*雨具
大曲花火は雨天決行です。花火の最中は傘はさすことがですし、行動もしにくいため、雨ガッパやレインポンチョが良いでしょう。
雨が降ってからコンビニなどで買おうとしても、傘は売り切れで購入できないことも多いです。
*靴
桟敷席までや会場内を歩く距離が長く、混雑で足を踏まれることも少なくないので、サンダルやヒールの高い靴は自分も周りも危険です。
雨が降ると地面もグチャグチャになるので、履きなれた汚れても良い運動靴が一番良いでしょう。
*カバン
リュックやショルダーバックなど、荷物がたくさん入って、両手が空くものが便利です。
大曲花火大会でトイレの混雑を避ける時間帯は?
トイレ環境については年々増設されていますので、よほど切羽詰まった状況で行かない限り大丈夫だと思いますが、一気に並ぶ人が増える時間もあります。1時間待ちのこともあるので、尿意をもよおす前に早めから並び始めましょう。
お子さんや高齢者の方と一緒に行かれる場合は、万が一の時用に携帯トイレを持っていったり、尿漏れパッドを身に着けていくと安心だと思います。
大曲花火でトイレに並ぶ人が増える時間
一番トイレが混むタイミングは、夜花火(18時50分~)が始まる前と、大会提供の花火(20時半頃)が上がる前です。
これらの30分前頃には一気に混んでくることが予想されるので、その前に済ませてしまいましょう。一番の見所である大会提供の花火を見逃さないように注意してくださいね。
まとめ
全国の選りすぐりの花火師が打ち上げる花火には、どんなに混雑していて行くのが大変でも、観終わった後には「来年もまた観たい!」と思わせる魅力があります。
せっかくステキな夏の思い出ができても、ケガをしてしまったり、帰ってきてから体調を崩すのは悲しいものです。
準備万端にして、歴史ある大曲の花火大会を安心して楽しめるといいですね。
秋田駅でちょっと時間があるな~という場合は、「秋田駅周辺のグルメ情報 おすすめのお土産や観光スポットを紹介をお読みください。
コメント