大型の台風や数年に一度の記録的大雪が、年に何度か到来する日本列島。
タイミング悪く、結婚式や披露宴が重なってしまうことは意外と多いものです。
台風の直撃により飛行機やJRなどの交通機関がストップするような場合、結婚式が中止や延期になることはあるのでしょうか?
また、遅刻してしまいそうな場合や欠席する場合の連絡方法・ご祝儀についてご紹介します。
台風で結婚式が中止になることはある?
結婚式や披露宴が近づくと、新郎新婦に限らず参列者する側の人でも天気予報をチェックすることが多いと思います。
大型の台風が接近していて、挙式・披露宴当日に上陸が予想される場合「結婚式、本当にやるのかな?」という疑問が浮かぶ人もいるのではないでしょうか。
台風などの天災で結婚式を中止することはほとんどない!
台風などの天災だけの理由で結婚式や披露宴が中止となることは、ほとんどありません。
沖縄で新郎新婦と親族のみで挙式を挙げる場合など、当事者も出席者も誰も来ることができないのが明確という場合は話が変わってきますが、基本的には予定どおりに結婚式が行われることが考えられます。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]・来れない人もいるかもしれないけれど、一人も来ないということも考えにくい
・遠方や近場など様々なところから集まるので、直前に中止を決定しても連絡がつかない場合がある
・台風の進路や勢力は変わることもあるので、前日までに簡単に決心がつくものでもない[/su_note]
と考えると、ある程度事前に予測できていた「台風接近」という理由だけで、結婚式を中止するということは難しいことがわかるのではないでしょうか。
台風接近中に結婚式を行う場合の新郎新婦や式場の対応
結婚式を中止することなく行うことが多いとはいえ、新郎新婦や式場のゲストに対する気遣いを感じることもあります。
これらは、私自身や私の身近で実際にあったケースです。(台風だけでなく大雪や大雨の事例も含む)
挙式と披露宴の開始時刻を遅らせると連絡が来た
公共交通機関の運休や遅延などにより、当初予定していた時刻にたどり着けない人が多く出ると見込み、挙式と披露宴をそれぞれ1時間ずつ遅らせると全員に連絡が来たそうです。
会場の予約状況に余裕があり、招待客の少ない式だからできたことかもしれませんが、交通手段が限られている人には助かりますね。
前泊分のホテル代をお支払いすると言ってくれた
挙式・披露宴をホテルで行う場合は、ギリギリでも部屋が確保できる場合があります。
「希望があれば前泊してください」と連絡がもらえると、申し訳ない気持ちもありますが、確実に現地入りすることができるので有難いですよね。
タクシー代をお支払いすると言ってくれた
公共交通機関がストップしてしまっても、タクシーはよほどのことがない限りは利用可能です。
「来れるところまで電車やバスで来て、無理ならそこからタクシーを使ってください」と連絡がもらえると、実際に新郎新婦に負担してもらう・もらわないは別として、「なんとかして行ってあげたい」という気持ちになるものです。
くれぐれも無理しないでくださいと連絡が来た
これは気持ちの問題にもなりますが、ゲストを思いやる気持ちが表れていて嬉しくなりますよね。
もちろん、なんとかして間に合うように駆けつけてあげるのが一番なのですが、どうにもならない場合は欠席させてもらいましょう。
台風により結婚式を欠席する場合のご祝儀については、後程ご紹介します。
結婚式を台風で中止するときはキャンセル料がかかる?
式場やプランにもよりますが、新郎新婦側からのキャンセル(中止)の申し出は、費用を全額負担することが一般的です。
たとえ当日になって欠席者が出ても、会場側はすでに料理の準備をしているのでその分のお金は返金されませんし、用意していた引き出物もすでに手元(会場)にあるので返品することは難しいです。
ただし、大きな震災などで予定していた式場が使えなくなった…など、式場側の都合で中止する場合は状況が変わってきます。
結婚式に台風の影響で遅刻しそうなときはどうする?
台風による大雨・暴風や、大雪の時は電車やバスが遅延したり、突然運休になってしまうことがあります。
タクシーを予定していたけれどなかなか掴まらなかったり、強風による倒木で通行止めになっていて迂回が必要だったりと、当日になってのトラブルも様々です。
悪天候の結婚式には時間に余裕をもって向かう
当たり前のことですが、招待状に記載された定刻や集合時間までに向かうのが常識かつマナーです。挙式や披露宴の途中から参加するのは失礼にあたります。
台風が接近して当日悪天候が予想される場合は、様々なトラブルを事前に予測・先読みして、余裕を持って向かうようにしましょう。
服や靴がビショビショに濡れることも想定されますので、着替えに必要な時間や更衣室の確認なども事前に行っておくと安心です。
雨の日に結婚式に参加する場合の持ち物やマナーは別記事でご紹介しています。
[su_label type=”important”]CHECK[/su_label]⇒結婚式が雨の場合の靴の履き替えや服装の注意点 折り畳み傘が良い?
[su_label type=”important”]CHECK[/su_label]⇒雨の結婚式に出席する場合の持ち物リスト!履いていく靴のおすすめ4選
遠方から参加する場合、1日早めに向かい、現地近くのホテルに宿泊するというのも一つの方法です。
遅刻する場合は新郎新婦ではなく式場に連絡を!
早めに到着するように準備をしていても、当日どんなハプニングが起きて遅刻してしまうかわかりません。
どうしても開始時刻に間に合いそうにない場合は、新郎新婦本人へ電話するのではなく、式場に連絡を入れるのがベストです。
新郎や新婦は着替えや準備のために携帯・スマホを見ることが難しくなるので、連絡がつきにくいものです。
式場に電話で「〇〇家・△△家の披露宴に出席予定の××ですが…」と伝えておくことで、受付・クロークなどでも「遅れてくる参列者がいる」と情報を共有してくれるので、到着後にスムーズに案内してもらいやすくなりますよ。
結婚式を台風の影響で欠席する場合のご祝儀は?
台風により結婚式が中止することはほとんどないので、なんとかして出席するように努力するのが新郎新婦への思いやりではあります。
しかし、身の安全が第一なので、外に出れないほどの理由があれば欠席がやむを得ないこともあるでしょう。
欠席する場合は少しでも早く新郎新婦へ連絡を!
予定していた飛行機や新幹線がすべて運休決定した…など、欠席せざるを得ないことがわかった時点で、新郎新婦へ直接電話でその旨を伝えましょう。
丁寧にお祝いの気持ちと欠席することのお詫び、御祝儀(お祝い)を送らせていただきたい旨を伝えます。
「忙しいかもしれないから…」とLINEやメールで連絡するのはマナー違反です。文字だけでは誠意が伝わりません。
自分の声で直接連絡するようにしましょう。
欠席する場合でもご祝儀を送るのがマナー
「ご祝儀は当日欠席するなら必要ないのでは?」と考える方もいるようですが、出席者の方からいただくご祝儀の中には、当日用意される料理代や飲み物代、引き出物の準備費用が含まれています。
やむを得ない事情とはいえ、こちら側の都合でドタキャンしたことにより新郎新婦の金銭的な負担を増やしてしまうことは明らかなので、お祝いの気持ちを込めてご祝儀を渡すのがマナーです。
他に出席される方に預けても構いませんが、ご祝儀袋に入れた祝儀と一言書いた手紙を自宅宛てに現金書留で送るのが良いでしょう。
結婚式のすぐ後に新婚旅行に出かけることも少なくないので、欠席の連絡を入れる際に、相手の予定を確認しておくと安心です。
まとめ
台風などの自然災害は時に猛威をふるいますので、出席する場合でも、事故などないように万全の対策をして向かうようにしましょう。
「雨降って地固まる」とも「恵みの雨」ともいいますので、当日がどんな天気でも新郎新婦には幸せになって欲しいですね。
結婚式に参列するときの悩みに関する記事は他にもありますので、ぜひお読みください。
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