スーパーで、限られた時季だけよく見かける新玉ねぎ。皮が白っぽくて、「甘くておいしい」というイメージはあるものの、普通の玉ねぎとどんな違いがあるかご存知ですか?
それぞれの玉ねぎに向いている調理法があるのですが、好みによって使い分けるのも良いと思います。旬の野菜を使うと、いつもと同じメニューでも新鮮ですよね。
新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いや、新玉ねぎをより長い期間美味しくいただくための知識を紹介します。
新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いは?
普通の玉ねぎの特徴
一年中スーパーなどに出回っている、薄皮が茶色になっている普通の玉ねぎは、保存性を高めるために収穫してから1か月ほど乾燥させて、倉庫に保存されていたものです。
乾燥させて水分が抜けた状態になっているので、生で食べると少し苦みがありますが、火を通すことにより甘みが良く出ます。
また、保存性に優れているため日持ちします。
新玉ねぎの特徴
新玉ねぎは、収穫してからすぐ(2~8日程度)で出荷されるため、見た目が白いままなのが特徴です。
乾燥させずに出荷するため、水分が多い状態になっているので、辛みを感じにくく、生で食べても甘いと感じる人が多いようです。
普通の玉ねぎに比べると、あまり日持ちしないのが難点です。
新玉ねぎを美味しく食べる方法は?
購入前にチェックするポイント
新玉ねぎは色が白いのが特徴ですが、この色が白すぎず、ほのかな青みがあるものを選びましょう。
そして、実際に持ってみて、玉ねぎの頭(首)の部分が固く締まっていて、重みのあるものを選ぶのが良いそうです。固さを確認するには、軽く押してみましょう。
新玉ねぎは水気が多く、甘みがあって実も柔らかいので、サラダなどに使うと美味しくいただけます。苦味は少ないので生でも食べられますが、気になる場合は少し水にさらすと食べやすくなります。
炒め物やカレーで新玉ねぎを使うときは、全体的に水っぽくなってしまいがちなので、普通の玉ねぎを使うときよりも火力は強めで、水を少なめにしてくださいね。
新玉ねぎに向いている料理
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- サラダ
- マリネ
- ユッケ
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普通の玉ねぎに向いている料理[su_list icon=”icon: asterisk” icon_color=”#fcbdc7″]
- チャーハン
- 炒め物
- 餃子の餡
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好みによって、柔らかくて甘いのが好きなら新玉ねぎ、シャキッとしたのが好きなら普通の玉ねぎと使い分けるのも良いでしょう。
新玉ねぎはいつもお店に並んでいるわけではありませんので、手に入る時期には良さを生かして美味しくいただきたいですね。
新玉ねぎを冷凍保存すると栄養はどうなる?
新玉ねぎの保存方法
新玉ねぎは水分が多く傷みやすいので長期保存には向きません。グニャグニャになる前に、早めに食べきるようにしましょう。
密封された場所と水分に弱い野菜なので、冷蔵庫のように湿気があって空気の逃げ場がないと、すぐに腐ってしまいます。
購入後は、風通しのよい日の当たらない場所で、ネットなどに入れて吊しておくのが良いですが、つるすまでが少し面倒ですよね。
そこで役に立つのが新聞紙。新玉ねぎを1個ずつ軽く包み(空気が通るように)通気性の良いかごなどに入れて、涼しい玄関や野菜室などに置いておきましょう。
冷凍保存する場合は…
新玉ねぎも普通の玉ねぎも、冷凍保存をしても栄養がなくなるということはないそうです。冷凍した方が栄養価が高くなったという研究もあるみたいですよ。
冷凍するときには、スライスやみじん切りをしてジップロックなどに入れておきましょう。パリパリとほぐして、解凍せずにそのまま料理に使うことができるので、食べきれない場合は冷凍するのがベストです。
デメリットとしては、水が出てベチャベチャになって、新玉ねぎの良さである食感は悪くなってしまうこと。一度冷凍すると、生で食べることはできません。
でも、メリットもあります!あめ色玉ねぎを作るときには、冷凍した玉ねぎを使うと短い時間で美味しくできますよ。試してみてくださいね。
まとめ
新玉ねぎの甘さやシャキッとした食感を生かしたサラダは、普通の玉ねぎを水にさらして作るサラダとは美味しさがまったく違います。
季節の野菜というのはとても美味しいものですよね。普通の玉ねぎと上手に使い分けて、新玉ねぎの良さを味わいましょう。
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