秋は「食欲の秋」といわれるくらい、おいしい食材が豊富に揃っている季節ですよね。
中でも、秋の食材といえばやはり「松茸」ではないでしょうか。
豊かな香り漂う松茸は、誰もが秋に食べたくなる食材です。
炊き込みご飯やお吸い物、てんぷらなど、松茸を存分に楽しむことができるお料理を堪能したいですよね。
今回は、松茸に関するちょっとした豆知識をご紹介します。
せっかくなら、おいしく松茸を味わいたいですよね。ぜひ参考にしてみてください。
松茸の選び方 新鮮でおいしい条件は?
高級食材と言われる「松茸」。
一般の家庭だと、頻繁に食卓に並ぶことはあまりないですよね。
せっかく食べる機会があるのであれば、新鮮なうちに松茸の味を堪能したいものです。
まずは、松茸の上手な選び方についてご説明をします。
「おいしい松茸」とは、どんなものかご存知ですか?
香り豊かな松茸ですが、どんな状態のものを選ぶべきかを見分けるのは少し難しいようにも感じます。
下記の項目を参考に、松茸を選んでみてくださいね。
①かさがなるべく閉じているものを選ぶ
松茸は「香り」が重要になります。
かさが5分以上開いているものは、香りが飛んでしまい、鮮度が落ちてしまいます。
なるべく、かさが閉じているものを選びましょう。
②弾力があるものを選ぶ
弾力があるもののほうが、鮮度が高いものになります。
松茸を指で触って確かめてみてくださいね。
また、軸部分も硬くて太いものを選ぶのがポイントです。
軸がフカフカしているものは、虫に食われている可能性もあります。
③かさの裏側の色の確認
最後に、松茸の色もポイントになります。
かさの裏側の色が、白色だと新鮮だと言われています。
茶色が強いものなどは、腐っているものもあるのでなるべく避けて下さいね。
松茸は腐るとどうなる?見分け方は?
では、逆にどんな松茸には注意したほうがいいのでしょうか。
松茸が腐ってしまうとどうなるかなど、詳しくご説明します。
①におい
松茸は、芳醇な香りも特徴ですよね。
そんな松茸に異臭を感じたら危険信号です。
腐っている可能性があるので食べるのは控えましょう。
もともと、きのこ類は香りを感じるものです。
しかし豊かな香りとは異なり、明らかに生ごみのような異臭は、腐っている証拠ですよ。
②ぬめり
松茸に限らず、きのこ類はどれも多少のぬめりを感じます。
松茸に関しても、触ってみて少しのぬめりであれば、問題なく食べることができます。
きのこは水分量も多い食材なので、どうしてもぬめりは出てくる食材です。
少しのぬめりであれば、水洗いして食べることが可能です。
しかし、「ドロドロしたぬめり」は危険信号となります。
異臭も伴っていたら、より明確に判断することができますね。
③色
見た目やにおいでだけでは判断ができない場合は、松茸を切ってみてください。
新鮮な松茸であれば、白色の断面になります。
断面が茶色になっていたら、腐っているので食べるのは控えましょう。
また、カビが生えている場合もあります。
白カビや青かびを発見した場合も、食べるのは控えておきましょう。
松茸の保存方法で長持ちするのは?
たくさん松茸が手に入った場合、上手に保存することができれば、腐らせずに長持ちさせることができます。
松茸の保存方法についてもいくつかご紹介します。
常温保存
松茸は、常温保存であれば2日程度が、腐らずおいしく食べることができる期間になります。
水分を吸い取ることができるように、キッチンペーパーなどで松茸をくるみ、風通しのよい日に当たらない場所で保存してください。
本来、新鮮なうちにに食べることができるのが理想なので、2日を目安に食べきることができるのがいいですね。
冷蔵保存
冷蔵であれば、4日程度保存することができます。
冷蔵保存する場合は、まず石づき部分を取り、余分な汚れを落とした状態にします。
水洗いしてしまうと水分が残りやすいため、キッチンペーパーなどで軽く拭きながら汚れを取ることをオススメします。
汚れを取った松茸を、キッチンペーパーなどにくるみ、ジッパー袋やタッパー、ラップに包んで保存してください。
水分がついてしまうと鮮度が落ちてしまうので、チルド室や野菜室に保存するのがいいですよ。
冷凍保存
冷凍であれば、2~3ヶ月程度、保存することができます。
松茸が冷凍保存できるのは、驚きですよね。
長期保存が可能であれば、お吸い物などにちょっと入れたりと、少しずつ使うという方法も可能になります。
また、保存方法は冷蔵保存する場合とほぼ変わりませんが、真空にして保存するほうが良いので、真空パックなどに入れて保存することをオススメします。
冷凍保存をすると、どうしても常温保存の松茸に比べてぐにゃぐにゃとした食感になります。
そのため、冷凍保存の松茸は「焼き」には適していません。
お吸い物や茶碗蒸しなどにいれて使う「ちょこっと使い」がオススメです。
香り落ちもしないので、冷凍したまま料理に使用するといいですよ。
まとめ
今回は、松茸の賞味期限や保存方法のご紹介をしました。
そろそろ、市場に松茸が出回る時期です。
この秋はぜひ、美味しい松茸をご家庭で堪能してみてくださいね。
虫食いのチェック方法や中国産を買うか迷ったときには、松茸選び方や虫食いの見分け方 国産と中国産の違いは?もぜひ参考にしてくださいね★
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