麦茶のおいしい入れ方を紹介 水出しと煮出しでの日持ちや味の違いは?

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日本人に古くから愛されている麦茶。

大麦が原料の麦茶はミネラルやビタミン、たんぱく質、亜鉛、カルシウムなどが豊富に含まれており、整腸作用や血栓を防ぎ心筋梗塞、脳卒中を予防する効果もあると言われています。

また、紅茶や緑茶などに含まれているカフェインも含まれていないので、小さいお子さんや妊娠中の女性、就寝前でも気にせずに飲むことができます。

市販でもたくさんの種類が売られていますが、コストを考えて自宅で麦茶を作っている方も多いです。美味しく入れる方法や、水出しと煮出しでの違いをご紹介します。

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麦茶のおいしい入れ方とは

2009年に放送された「ためしてガッテン!」で独自の実験を繰り返して、パックで究極のおいしい麦茶を作り出す方法が紹介されました。

麦茶もコーヒーも、粒を焙煎します。(中略)

コーヒーの味とは、豆を焙煎することによってできる“おこげの味”です。これには、まろやかなうまみの「良いおこげ」と、苦い雑味の「悪いおこげ」の大きく二種類があります。

うまさの決め手は、悪いおこげを出さずに、良いおこげだけを取り出すこと。

その方法とは、お湯を少量かけて粒を膨らませる“蒸らし”という技でした。

また、空気中へ逃げてしまった香りを取り戻すために、インスタントコーヒーを一つまみ加えるというのもポイントです。

ガッテン流 麦茶の作り方

[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″](1)パックに湯をかけ1分蒸らす
お湯はパックがひたる程度。中の粒が膨らむのに必要な量だけで結構です。

(2)水1リットルに入れて1時間でOK
濃い目が好きな方は、パックを長めに入れていただいても結構ですが、長くても2時間程度で取り出してください。

(3)インスタントコーヒーをひとつまみ
コーヒーの種類によって味は微妙に異なり、中には麦茶とあわないこともありえます。
入れる量によっても味は変わりますので少量ずつ試して、お好みの量を見つけて下さい。[/su_note]

コーヒーは入れなくてもOK

私は実家でも結婚した現在も、自宅で麦茶を作って飲んでいますが、このガッテン流の入れ方で簡単に美味しく飲むことができています。

しかし、私も夫もコーヒーをあまり飲まないので、買い忘れたときにコーヒーの粉を入れなかったのですが…それでも十分美味しかったです。

クックパッドでもお湯で蒸らしてから水を注ぐ人気レシピがありましたが、コーヒーは加えていませんでした。

より香りを楽しみたい方は、ぜひ入れてみてくださいね。

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麦茶は水出しと煮出しで日持ちに差があるの?

麦茶の賞味期限は、冷蔵庫で保管して2~3日だと言われています。

麦茶は緑茶と違い防腐作用のあるカテキンをほとんど含んでいないことと、麦から溶け出した炭水化物(澱粉質)が腐敗しやすい為、そんなに長くもつものではないようです。

水出しと煮だしでの賞味期限の違い

水道水で水出しで作った場合は塩素による消毒効果がありますが、浄水器を使っていたり、ミネラルウォーターなどで麦茶を作った場合には、水道水で作るよりも腐りやすくなるので、賞味期限は短めになってしまいます。

煮出して作った場合は、沸騰させることで水やティーパックに付着した雑菌がいなくなる効果がありますが、消毒作用のあるカルキ(塩素)を蒸発させてしまうので、塩素による消毒効果はなくなります。

どちらの方法にしても賞味期限の違いは若干なので、より長い間美味しく飲むためには、以下のことに気を付けてください。

麦茶を少しでも長持ちさせるためには

[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]①常温ではなく、冷蔵庫にしまう
②麦茶の保存容器は、プラスチック製よりもガラス製が良い
③麦茶の保存容器は、熱湯消毒をこまめに行う[/su_note]

①これは麦茶に限らず、他の生鮮食品でも同様ですね。あら熱がとれたらすぐに冷蔵庫に保管しましょう。

②プラスチック製よりガラス製の方が、雑菌がつきにくいと言われています。

③容器の素材に関わらず、あらかじめ熱湯消毒しておくことによって、雑菌が入りにくい環境を作ることができます。

煮出して作った場合は、煮出した直後の熱いままの状態で保存容器などに入れるようにすれば、容器の中の雑菌も死滅してくれることになります。この場合、容器の耐熱性を確認したうえで行ってくださいね。

また、麦茶を常温で放置して冷ます過程(30~40℃の状態)は雑菌がどんどん増えていきます。氷を入れたボウルや流水で一気に冷ますことが大切です。

麦茶は水出しと煮出しで味に違いはあるの?

「煮出して作った方がよく味がでている」という声が多いようですが、1章で紹介したように私は最初にお湯で蒸らしてから水出しで作った麦茶を美味しく飲んでいます。

水出しのデメリットと言われる「味が薄い気がする」という点と、煮出しのデメリットの「手間がかかる」という点を両方解決してくれる方法だと思います。

味や香りは飲む人の好みもありますので、色々と試してみるのが良いでしょう。購入した麦茶パックのメーカー推奨の作り方通りにしたり、ぜひガッテン流の入れ方も試してみてくださいね。

まとめ

夏場の水分補給には頼れる味方の麦茶。

自宅での水分補給は忘れがちなので、いつでも飲めるように冷蔵庫に麦茶が入っているのは良いですよね。

少しの工夫とお手入れで、安心して美味しく飲むことのできる飲み物です。あなたのご家庭に合った作り方を見つけてみてくださいね。

麦茶を飲み終わった後のお手入れについては、「麦茶の容器の洗い方 簡単な茶渋の落とし方と白い汚れの正体とは?」をお読みください。

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