日本三大花火の一つともいわれる茨城県土浦市の花火競技大会。例年70万~80万人ほどが集まるので、打ち上げ場所周辺だけでなく最寄の土浦駅もたいへんな混雑になります。
車で行くと時間によっては行きも帰りも身動きがとれなくなる可能性があるので、公共交通機関の利用が推奨されています。
最寄の土浦駅から行く場合のアクセス方法や所要時間、花火終了後に駅に向かうときの混雑状況や駅入り口の様子をご紹介します。
土浦花火大会の土浦駅からのアクセスおすすめは?
2017年の土浦花火は、10月7日(土)の午後6時から競技開始です。小雨決行ですが、荒天の場合は10月8日(日)、9日(祝)、14日(土)、15日(日)のいずれか1日に延期になります。
土浦花火競技大会に公共交通機関で向かう場合、最後の経由地はJR常磐線土浦駅になりますが、どのように会場に向かうとよいのでしょうか。
土浦駅からはシャトルバスで体力温存♪
土浦駅から、有料桟敷席や無料観覧席のある打ち上げ会場付近までは、約2.5kmで徒歩30分程度です。
足腰に問題のない小学生以上の子どもや大人は充分歩くことのできる距離で、徒歩で会場入りする方もたくさんいます。
しかし、会場に到着後も露店を見て回ったり、帰りにまた歩くことを考えると体力は少しでも温存しておきたいものです。
小さなお子さんや高齢の方と一緒に向かう場合、タクシーを利用する方法もありますが、打ち上げ開始時間に近づいてくると周辺道路はたいへん混雑するので、なかなかたどりつくことができません。
そこで、行きは土浦駅から出ているシャトルバスで向かうことをおすすめします。
土浦駅からのシャトルバス所要時間と混雑模様
花火大会開催時に運行される有料シャトルバスは、
渋滞に巻き込まれない!東口からのシャトルバス
関東鉄道バスが運行する臨時バスは、専用の高架道路を利用して直行するので、車の渋滞や歩行者の混雑に巻き込まれる心配がないのが一番のメリットです。
【乗り場】JR土浦駅東口
【乗車可能時刻(行き)】15時~19時まで随時運行
(※18時30分で乗車券の発売は終了)
【所要時間】約10分
【乗車運賃(片道)】大人240円 子ども120円
安いけど時間がかかることも?西口からのシャトルバス
JRバスが運行する臨時バスは、行きのみ田中町(打上会場付近)まで運行しています。
【乗り場】JR土浦駅西口
【乗車可能時刻】13時~18時30分まで随時運行
(※18時で乗車券の発売は終了)
【所要時間】約15~25分
【乗車運賃(片道)】大人190円 子ども100円
こちらも随時運行ですが、時間帯により待ち時間もあります。
もう一つ違う点が、臨時バス専用の高架道路ではなく一般道路を経由するため、混雑や渋滞の影響を受ける可能性があるということです。
早い時間帯の利用であれば支障ありませんが、時間に余裕を持って利用するようにしましょう。
シャトルバスを利用する人たちの混雑状況
行きのシャトルバスは、16時30分~花火打上開始(18時)までが最も混雑する傾向にあり、ピークの時は30分ほど行列に並んで待つことがあります。
16時前の早めの時間帯であれば比較的スムーズに乗ることができるので、早めに会場に向かうことをお勧めします。
土浦花火大会から駅に戻るシャトルバスの混雑状況は?
臨時バス専用の高架道路を運行するシャトルバスは、花火大会終了後の帰りにも利用することができます。
土浦駅からのシャトルバスの混雑模様
帰りのシャトルバスの運行情報はこのとおりです。運賃や乗車後の所要時間は行きと同じです。
【乗り場】学園大橋
【乗車可能時刻(帰り)】19時~21時15分まで随時運行
(※混雑状況により最終時間は延長する場合あり)
行きは向かう時間がバラバラなので混雑も分散するのですが、帰りは最後の花火が打ちあがった後みんな一斉に帰ろうとするため、たいへんな混雑となります。
観覧場所から学園大橋の乗り場まで向かうのも時間がかかりますし、到着したときには長蛇の列になっていることでしょう。乗るまでの待ち時間は最低でも15分、30分以上待つこともあります。
バスを待っている間に、徒歩では土浦駅に着くことができるので、少しでも早く帰宅したい(土浦駅に到着したい)場合は、帰りはシャトルバスを使わずに徒歩で向かうことをお勧めします。
混雑を避けてシャトルバスを利用するためには…
同行者の体力や荷物等の理由で、シャトルバスを利用して早く駅に戻りたい場合は、最後の方の花火は座って観るのではなく、観覧場所から学園大橋に向かって歩きながら見るようにしましょう。
最後まで見ていると、退場規制が始まり、なかなか乗り場へ辿り着けない可能性があります。
土浦花火大会終了後の土浦駅の混雑状況は?
公共交通機関利用時の拠点となる、最寄のJR土浦駅は花火大会終了後、ひどい混雑になります。
臨時列車の増発も行われますが、特急券や指定席を取っている列車に乗れなかった…という人が例年ちらほらいるので注意が必要です。
土浦駅の外・構内の混雑
花火大会の会場から徒歩で土浦駅に向かうと、近いのは西口になります。
21時頃になると入場規制が実施されるほどなので、改札に繋がる駅ビル階段前で1時間以上待たされるのも珍しくありません。
警察官も動員されますが、21時~22時頃は軽くパニック状態になっています。
電車に乗る際も、都心部の通勤ラッシュのように2本~3本見送って、やっと乗れるという状態です。
特急券などを購入済みの方でも、優先的に通して乗車させてもらうことはできません。最終便が決まっている方や指定席券を購入されている方は、かなり時間に余裕を持って向かわないと乗れない可能性があります。
土浦駅の混雑を少しでも避けるための攻略法
シャトルバスの利用と同様に、花火大会の終盤は観覧場所で見るのではなく、帰りながら見ることです。
桜川沿いに歩いて駅に向かえば、離れても花火は見ることができますが、背後に上がることになるので、前方不注意でぶつからないように気をつけてくださいね。
また、徒歩で駅に行く場合ほとんどの方が最寄の西口に向かいますが、少し遠回りでもシャトルバスの降車地点になる東口を利用したほうが、スムーズに駅構内に入れることもあるので狙い目です。
公式サイトの「お帰りマップ(2016)」でも、おすすめ桜川コースとして、東口に向かうルートが紹介されています。
まとめ
土浦全国花火競技大会に公共交通機関を使って向かい、土浦駅から行き来する場合のおすすめ方法と混雑攻略法をご紹介しました。
土浦駅構内や花火大会会場は、よそ見をして歩くと人や物にぶつかったり、足を踏んだり踏まれたり…ということがよくあるので、くれぐれも気をつけてゆっくり行動してくださいね。
花火を見やすい無料の場所については、「土浦花火大会の無料観覧席場所取りの注意や目安時間 当日でも可能?」をお読みください。
コメント