秋から冬にかけて、部屋や会社内の空気が乾燥してしまうと、喉の調子が悪くなったり、体調を崩してしまうことがあります。肌の乾燥も気になりますね。
加湿器は持っていない…電気代を節約したい…ということで、何か家にあるもので、電気を使わずにできる加湿方法をお探しの方も多いと思います。
手軽にできる加湿方法や安いグッズ、加湿器代わりに洗濯物を部屋干しをする上での注意点などをご紹介します。
部屋の湿度を上げるために加湿器なしでもできる方法
部屋の湿度は40~50%に維持するのが好ましいですが、何も対策をせずに暖房をたいてしまうと、あっという間に30%くらいまで低下してしまいます。
家にあるもので簡単に加湿できる方法をいくつかご紹介します。
霧吹きで水を吹きかける
霧吹きで水を吹きかけることで、空気中の水分を一時的に増やすことができます。
空中に向けて噴霧すると、すぐに床に落ちてきてしまいやすいので、フローリングの場合は濡れてしまいます。カーテンや布製のソファ、ジュータンなど面積の広いところに吹きかけると良いでしょう。
100円均一など安価な霧吹きでも構いませんが、ガーデニング対応などの「細かい霧」の出せる霧吹きを一番きつくして使用すると、空気中に噴霧しても粒が小さいので落ちてきにくく、効果的です。
コップに水を入れたものを工夫して置いておく
水は温度が低いので、そのまま部屋に放置しておいても、蒸発のスピードは遅いです。
コップに入れた水で加湿効果を出すには、一工夫する必要があります。
①コップの半分~7分目くらいまで水をいれる
②コップの直径より少し大きめ(折っても良い)のハンカチやガーゼを被せる
③ハンカチの上から、平たい皿を乗せて、蓋をする
④コップとお皿をしっかり押さえて、逆さまにする
⑤ハンカチにコップ内の水が染みて、常に湿っている状態になる
水が減ることで、加湿できているかが一目でわかります。試してみてくださいね。
お湯をわかして鍋やボウルに入れておく
ポットや鍋でお湯をわかして、それをリビングなどの部屋のどこかにひっくり返さないように置いておくと、湯気によって湿度が上がります。
水よりもお湯の方が圧倒的に効果はありますが、沸かすのが面倒なときは、ストーブなど暖房器具の前に水を入れて置いておいても、効果は感じられます。
とはいえ、暖房程度の熱だと温まりにくいので、鍋やボウルなど口が広い(大きい)ものに入れたほうが良いでしょう。蹴飛ばさないことと、熱に弱い入れ物を使わないように注意してくださいね。
ストーブの上に鍋を置く
上面で湯沸しなどが可能なタイプのストーブをお使いの場合は、やかんではなく鍋に水を入れて蒸発させるのは、効果が高いです。
目を離している間に、蒸発しきって空になってしまわないように気を付けましょう。
お風呂上りは扉を開けておく
シャワーやお風呂の後は、浴室内の湿度がかなり高くなっている状態なので、その湿気を有効活用しましょう。
私は、ホテルに宿泊するときには、湯船にかなり熱いお湯をはり、浴室のドアを開けて寝ています。やりすぎると火災報知機が鳴る可能性があるので、注意していますが…。それと同じ原理です。
鍋やスープなどの料理を作る
乾燥を少しでも抑えたいときは、ガスやIHでスープを作ると、水蒸気がたくさん空気中に出ていくので湿度があがります。
寒い季節にぴったりな鍋物をするのも良いですね。
部屋干しで加湿するときの効果と注意は?
洗濯物を部屋に干したり、タオルなどを濡らして干しておくことは、加湿対策にはかなり有効です。
湿度の調整という面は難しいので、湿度が高くなりすぎると壁にカビなどがわく可能性も無くはありません。湿度計などを設置し、最初のうちは様子を見た方が安心です。
また、壁に触れるくらいの距離に毎日干してしまうと、その接した壁部分がベコベコになってしまった人がいます。できれば、物干しグッズで部屋の中央や風通りの良いところに干すようにしましょう。
洗濯物に、扇風機で風を当てると更に効果があります。
洗濯物がない時に加湿したい場合は?
洗濯が1日起きや、すでに乾いてしまった後で、干すものが無い場合はバスタオルやフェイスタオルを軽く(水が落ちない程度)絞って、ハンガーにかけて乾かしましょう。
まずはフェイスタオルを干して寝てみて、すぐに乾いてしまうようであればバスタオル…と、サイズを調整していくと良いですね。
早く湿度を上げたい時は、軽く絞った濡れタオルをレンジで30秒ほど温め、振り回すのも効果的です。やけどには気を付けてくださいね。
電気を使わない加湿器は効果がある?
電気を使わないエコな加湿器として、自宅やオフィスで人気となっている商品があります。紙のような特殊フィルターが水を吸い上げ、空気中に自然気化してくれます。
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紙で水を吸い上げるタイプのものがいろいろありますが、こちらの商品は空ペットボトルや瓶に入れることで、一輪挿しのような見た目も楽しめる商品です。
毎日水を交換して、1シーズン使い続けることができますし、部屋やデスク周りも華やかになります。
水をただコップに入れておくよりも、蒸発する面積が多いことと、特殊フィルターを使っていることで自然加湿量は10倍なので、効果を実感できると思います。
インテリアも兼ねて、手ごろな紙でできた加湿グッズを取り入れてみるのも良いのではないでしょうか?
まとめ
風邪の予防や肌荒れ対策、アレルギーや花粉症の抑制などのためにも、適度な湿度を保つことは大切なことです。
加湿器代わりにできる湿度アップの方法はたくさんありますので、湿度計の変化をチェックしながら色々試してみてはいかがでしょうか。
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