妊娠の安定期に入ったら、戌の日に安産祈願でお寺や神社へお参りする妊婦さん&ご家族は多いです。
我が家は都合が合わなかったので戌の日以外にやりましたが、初穂料(祈祷料)は封筒に入れた方がいいのか、どの封筒に入れたらいいのかから迷いました。
また、いざ入れるとなるとお金の入れ方は…?と疑問がどんどん湧いてきてしまうんですよね。
神社の方に「どうしたら?」と聞いたりして解決しましたので、これから安産祈願をされる方に、戌の日のお詣りを安心して過ごすためのマナーをご紹介します!
戌の日のお金は封筒や袋に入れる?そのままでもいい?
戌の日のお金は何か封筒や袋に入れた方が良いのか、そのまま財布からスッと取りだして良いのかも迷いますよね。
このお金(初穂料・祈祷料)は、当日に社務所や祈祷受付で先に支払い、そのあと祈祷を受けるという流れが一般的です。
受付で慌ててしまわないよう「祈祷のときに差し出すものではない」ということも頭に入れておきましょう。
初穂料は封筒に入れて持参すると安心
私や周りの友人の経験からお勧めするのは、一応封筒に入れて行くということです。
祈祷のときに、預かった初穂料がトレイなどに入れられて祭壇に納められることもあるので、現金そのままよりは何かしら袋を用意しておいた方が安心です。
ただ、封筒を用意して意気込んで行ったにも関わらず、祈祷を受け付ける窓口や社務所で「5,000円お納めください」と事務的に言われてしまうことも…
その場で金額確認のために封筒から出すことになるので、結果的に「封筒は必要なかった」という人もいるのはそのためです。
逆の発想で、封筒と筆ペンなどを鞄に入れておいて、必要であればその場で名前等を書き加えて使う…というのもアリですよ♪
私が安産祈願で行った神社では、受付に無地の白封筒が置いてあり、現金のみを持ってきた人はそちらに入れて(名前などは書かなくてもOK)渡す仕組みでした。
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初穂料や祈祷料を入れる封筒はどんなもの?
祈祷のための初穂料を封筒に入れる場合、↓このような紅白蝶結びの水引が印刷された熨斗袋(のし袋)に入れるのが、望ましいとされています。
しかし、のし袋をわざわざ買って用意しなくても、白い無地の封筒があればそれでも良いとされています。
この機会に白い無地の封筒を用意しておくと、慶弔両方で色々と使う機会があるので便利ですよ。
事務用の茶封筒はダメではないのですが、そのまま神社・お寺の方にお渡しすることを考えると、避けるのが望ましいです。
戌の日の安産祈願で祝儀袋を使うのはダメ?
ご祝儀袋と聞いて一番に思い浮かぶのは、入籍・結婚式のときにいただいた結婚祝いではないでしょうか?
↓このような袋のことですね。
結婚祝いで使われるご祝儀袋の水引は、「一度結んだらほどけない」という意味で、”結び切り”の水引きが使用されています。
安産祈願は一度きりのことではないので(第二子妊娠などでまた祈願することもある)“結びきり“の水引のご祝儀袋を使用する人はほとんどいません。
安産祈願で問題なく使えるご祝儀袋はこのタイプ!
ご祝儀袋の中には「何度繰り返しても良い」という意味で、”蝶々結び”の水引を使用したものもあります。
それが、↓こちらの出産祝いや入学祝いなどによく使われるご祝儀袋(のし袋)です。
こちらの水引の祝儀袋であれば、安産祈願の初穂料を入れる封筒として使っても問題ありません。
ただ一つ注意点としては、中にいれる金額とのバランスです。
安産祈願の初穂料(祈祷料)は、安産祈願の初穂料の相場とのし袋書き方 お寺と神社の違いに注意!で紹介しているとおり、1万円未満で用意する方がほとんどです。
なので、↓この写真ように水引が立体的&豪華なものを選んでしまうと不釣り合いになってしまい、あまり良いとは言えません。
先に紹介した、水引や熨斗が印刷されたタイプの簡易的な祝儀袋は、中に入れる金額の目安が1万円未満となっていますので、そちらを使用するようにしましょう。
安産祈願のときのお金の入れ方マナー紹介
まず、安産祈願で用意するお金は新札(折り目のない綺麗なお札)ではなくて構いません。
初穂料(祈祷料)は、誰かに渡すお祝いではなくて神様への気持ちとしてお渡しするものだからです。
ただし、財布に入っているお札をそのまま使って良いとはいえ、切れ目が入っていて破れてしまいそうなものなどは避けましょうね。
のし袋へお金を入れるときの向き
封筒へお金を入れるときには、お札の表面(肖像画が描かれた面)が、熨斗袋や白封筒の正面と同じ方を向くように入れます。
また、肖像画が封筒の下の方ではなく、上の方にくるような向きで入れるのがマナーです。
お札を取り出した時に、お顔が「ヒョコッ」と最初に出てくるようなイメージですね。
安産祈願の初穂料が入ったのし袋は糊付けする?
白封筒や熨斗が印刷されたタイプの祝儀袋(のし袋)は、開口部分は糊付けする必要はありません。
購入した封筒に「〆」や「封」と書かれたシールが同封されていた場合は、そちらを使って簡単に閉じると、中身が飛び出てしまう心配も無くなるので便利です。
1章でご紹介したとおり、現金でそのまま初穂料を預かる神社・お寺もあるので、糊でしっかり貼り付けてしまうと、破いて中身を取り出すことになるんですよね。
その点、シールならすぐに剥がすことができますし、封をしていなくてもマナー的に問題はありませんので、ご安心ください。
まとめ
周りに同じ神社・お寺で安産祈願をした友達などがいれば良いのですが、そうでないと色々と心配になりますよね。
私が安産祈願をしたときの流れをまとめてますので、安産祈願したときの妊婦や男性の服装やお守りの値段は?実体験レポもぜひ参考にしてくださいね。
気になることは、神社やお寺に事前に電話で相談すると、教えてもらえるので安心ですよ。
どうか安産でありますように!お祈りしています。
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