北海道小樽市は観光名所としても有名で、特に冬は「小樽ゆき物語」や「小樽雪あかりの路」などのイルミネーションが楽しめる幻想的なイベントに、道内・道外からたくさんの観光客が訪れます。
美味しい食がいただけるお店や、有名なお土産もたくさんありますが、心配なのは気温や服装・靴問題ですよね。
11月・12月・1月・2月の冬の小樽へ行くとき、どんな服装や靴で行けばよいのか、各月の気温目安もご紹介します。
小樽の冬期間11月から2月までの気温はどれくらい?
冬に小樽で行われる二大イベントのうち、「小樽ゆき物語」は2017年11月11日(土)から2018年2月18日(日)までの開催です。(運河沿いのメインのイルミネーションは1月末で終了)
小樽ゆき物語については「小樽イルミネーション点灯時間や期間 小樽ゆき物語の見どころイベント紹介」で詳しくご紹介しています。
「小樽雪あかりの路」は2018年2月9日(金)から18日(日)まで開催されます。
北海道小樽市の気候
小樽市は日本海側に面した町なので、雪の量は北海道の中でも多い傾向にあります。だいたい12月中旬には根雪になり、どんどん積雪量が増えていきます。
車道は除雪車が入ったり、ロードヒーティングにより路面が見えている部分も多いですが、その分車道と歩道には段差ができたり、ブラックアイスバーンで滑りやすくなることも。
冷え込みは、道北地方や盆地の旭川・北見などに比べると控えめですが、海沿いなので海風により体感気温が低く感じることもあります。
小樽市の冬の気温 11月は?
11月の最高気温は8.1℃程度、最低気温は1.4℃程度、1日の平均気温は4.7℃程度です。
まだ雪の降る量も少なめで、夜中に降り積もっても日中に溶けてしまうことが多いです。冷たい雨が降ることもあります。
夜の観光では、昼間に溶けた雪などで濡れた路面が凍ることもありますので、雪が無くても油断は禁物です。
小樽市の冬の気温 12月は?
12月の最高気温は-1.0℃程度、最低気温は-3.7℃程度、1日の平均気温は-1℃程度です。最高気温がプラスに届かない日が多くなります。
雪の降る量も一気に増え、雪対策・寒さ対策の両方が必要になってきますね。
小樽市の冬の気温 1月は?
1月の最高気温は-0.7℃程度、最低気温は-6.1℃程度、1日の平均気温は-3.3℃程度です。
雪が最も多く降る月で、冷え込みの厳しさも1月~2月にかけてがピークです。寒さになれていない方は、「寒い」よりも「痛い」と感じることがあるかもしれません。
小樽市の冬の気温 2月は?
2月の最高気温は-0.1℃程度、最低気温は-5.8℃程度、1日の平均気温は-2.9℃程度です。
3月になればだいぶ暖かい日が増えてくるのですが、2月はまだまだ寒さが厳しいです。「小樽雪あかりの路」で長時間屋外を歩いていると、寒さが身に沁みます。
小樽観光や冬のイベントに行くときの服装はどのようなもの?
冬期間の気温がそこまで下がらない地域や雪の降らない地域にお住まいの方は、気温がわかっても「じゃあどんな服装?」と想像がつかないことと思います。
1章でご説明したとおり、11月はまだ暖かい日もありますが12月から2月は冷え込みが厳しくなりますので、十分な防寒対策が必要です。
北海道の建物の中は暖房が効いていて暑い!?
本州出身の友人に北海道を案内することはよくあるのですが、みんな言うのが「外は寒いから着込んでるのに、建物の中は暑くて汗かくね」ということです。
冷え切った体を温めるため、駅やデパートをはじめ飲食店やお土産店でも、暖房をガンガン効かせているお店がほとんどです。
屋外から入ってきた瞬間は「暖かい~♪」となるものの、そのまま見て回ると暑く感じることもあるので、脱ぎ着が面倒だという人もいました。
アウターはダウンジャケットのようにしっかりと温かいもの着て、上着の下は寒くない程度の薄着や、サッと脱ぎ着しやすい重ね着が好ましいのです。
小樽観光の時の大人の服装
人間は「首」のつく部分を冷やすと体全体が冷えやすくなります。手首・首・足首を温めることを意識しましょう。
また、意外と盲点で冷たくなりやすいのが、頭・耳・手・あごの4か所です。「短時間だから…」と軽く考えないでくださいね。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]【防寒具】
・ニット帽や耳当て(イヤーマフ)
・スヌードやマフラー
・厚手の手袋[/su_note]
ニット帽の方が頭全体を防寒することができますが、女性などヘアスタイルが崩れたくない人は耳当てを使うのも良いでしょう。
写真を撮ることが多いと思うので、5本指やスマホを履いたまま操作できる手袋だと便利ですよ。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]【アウター&トップス&インナー】
・ダウンコート
・裏地付きの厚手のコート
・ニット
・ヒートテック[/su_note]
モコモコのダウンコートを着ている人が多いですが、私は過去にショート丈のピーコートやダッフルコートを着ていたこともあります。
中は厚手のニットにヒートテックを2枚(長袖とキャミ)重ね着にしましたが、寒さに慣れていない方だとショート丈のコートは物足りないかもしれません。
フリース素材のパーカーなどを重ね着していると、サッとチャックを開けるだけで脱ぐことができるのでお勧めです。
また、ハイネックなど首を隠してくれるトップス・インナーを選ぶと、寒さを感じにくくなります。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]【ボトムス&インナー】
・ジーンズ(ヒートテックや裏起毛だとベター)
・丈の長めのスカート
・裏起毛や高デニールのタイツ
・ヒートテック靴下[/su_note]
下半身はコートを着ていない分寒さを感じやすいので、男女ともにパンツスタイルがお勧めですが、スカートを履いている女性も見かけます。
風で捲れてしまうような短い丈は避けて、80デニール~120デニールくらいの厚手のタイツや裏起毛タイツを履くようにしましょう。
パンツを履く男性・女性も、裏地が冷たく感じることがありますので、ももひきやストッキングなどを中に履くと温かいです。
小樽観光の時の子どもの服装
お子さんの格好も、基本的には大人と同様に考えればよいですが、子供は汗をかきやすいので着替えを用意したり、より体温調節しやすいような服装を心がけましょう。
北海道の雪のイベントでは、小さなお子さん(小学生低学年くらいまで)はスキーウェアなどの外遊び用のつなぎを上下着ている人がほとんどです。
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滑って転ぶこともよくあり、雪山を見つけると遊びたくなる子が多いので、スキーウェアでも周りから浮くことはありません。
「子供 スノーウェア」でたくさんの商品を全国どこでも購入可能ですが、フリマサイトなどでも出品されていますよ。
小樽観光や冬のイベントに行くときの靴選びの注意点
小樽市内の道路や歩道は除雪されているので、雪をかき分けて歩くことは何十年に1度の大雪でもない限りありません。そのため、靴の丈は短めでも大丈夫です。
スニーカーは、滑りやすさ・濡れやすさ・寒さの面からあまりオススメできません。
雪が降っている時や、水気を含んだ雪が多い日だと靴がどんどん濡れてきてしまうので、帽子やコートと一緒に防水スプレーをかけておくと安心です。
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寒さ・雪対策よりも重要になるのが、滑り止め(氷)対策です!
雪道歩行は靴の裏にすべり止めが必須!
積雪路面・凍結路面を歩き慣れている雪国育ちの人でも、靴の裏(底)にすべり止め加工が施されていないものを履くと、かなりの確率で滑ったり転びます。
路面が見えている部分も雪が降り積もった部分も、夜に凍ってしまうとまるでスケートリンクで、道外出身者でまともに歩けていない人を見かけることもあります。
値段の安い靴や本州で売られている靴は、靴の裏を見てもツルツル(凹凸がない)ものが多いのですが、それをそのまま履くのは危険です。
今ある靴に、すべり止めとして付けられるグッズやスパイクもたくさんあるので、使ってみてはいかがでしょうか?
↓お手持ちの靴に装着するタイプのすべり止めです。収納用ポーチ付きなので、コンパクトに持って行くことができますね。
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↓このタイプは「コツコツ」と音がしないのが良いですね。私もすべり止めが付いていない靴の裏に貼っています。
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お子さんは冬用に作られた防寒長靴が好ましいでしょう。裏にすべり止め加工やスパイクが施されているものを選んでほしいところです。
防寒長靴(スノーブーツ)とはこのようなものをいいます。
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身体は動かしていて暖かくても、靴の中に雪が染みてきたり足先が冷たくなることがあるので、靴下に貼る足用ホッカイロがあると重宝しますよ☆
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まとめ
小樽の冬の観光やイベントへ行くときに知っておいてほしい、気温や服装・靴についての情報をご紹介しました。
せっかくの楽しい旅行で風邪やケガをするのは悲しいですよね。しっかりと防寒&雪対策をして、ゆっくりイルミネーションや町散策を楽しみましょう。
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