先日、3度目となるぎっくり首を発症しました。寝違えとは違う、日常の何気ないタイミングで「ピキッ」と一瞬音がして、しびれたりして、動かなくなることがあります。
病院でレントゲンやMRIを撮っても異常なく、ぎっくり首だと言われました。痛めた瞬間から黙っていても襲ってくる鈍痛とだるさは、何にも集中できなくなってしまいます。
ギックリ首を発症してから治るまでの記録、再発してしまった時の話、痛みがあるときの過ごし方について記録を残しておきます。どなたかの参考になれば幸いです。
ぎっくり首が発症してから治るまでどのくらいかかったのか
ぎっくり首発症と1日目を終えるまで
過去のぎっくり首になったタイミングはこのようなものです。どれも無理な姿勢だったとかではありません。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]1回目 手を上に伸ばして背伸びをした瞬間 → 自然治癒
2回目 何気なく右側を向いた瞬間 → 病院で検査(異常なし)
3回目(今回) 洗濯物を干していたとき → 自然治癒[/su_note]
今回は洗濯物を干していたら「ピキッ」という音と共に動かせなくなった私の首。すぐに「あぁ、やっちゃった」とわかりました。
私の場合の主な症状は・・・
・黙っていても鈍痛がある
・動かそうとすると激痛が走る
・両肩~首になまりが置いてあるような重さを感じる
・正面しか向けないので、下を向くときも腰から動かす
・くしゃみをすると響いて痛い
・痛みがあるので、横になりたくてもなれない
この日は下を向いて包丁を握るのは難しかったので調理は諦め、夕食は夫に買ってきてもらいました。
もちろん、テーブルに置いた状態では食べられないので、どんな皿でも持って食べなくてはなりませんでした。
お風呂の時間、両手は上がるので髪の毛を洗ったり乾かしたりできなくはありませんが、とにかく鈍痛と圧し掛かるような重さがひどいため諦めました。
もう何もできないため寝ようとベッドに行ってみたけれど、どうやって横になったら良いかわかりません。ベッドに横になることがこんなに難しいとは…。この対策については、後程紹介します。
ぎっくり首2日目から1週間後まで
夜中、人間は無意識のうちに寝返りをしようとするらしく、そのたびに激痛で目が覚めてしまいました。痛みによる睡眠不足は三夜続きました。
日中の痛みについては、生理痛のためにまとめて処方してもらっているロキソニンという薬があったので、それを1日3回飲んでいました。
私の場合、飲んで1時間くらいすると痛みがかなり楽になったので、食事支度をする時間と寝入る(横になる)時間に合わせて飲んでいました。
発症4日目頃になると薬を飲まなくても我慢して過ごせるレベルになり、夜も続けて眠れるようになってきました。それでも、朝は首が動かしにくいのと、重みとだるさで仕方ありませんでした。
1週間経過したころには、朝起きたときの違和感と痛みは残っていましたが、日常生活は支障なく過ごせるようになっていました。
突然の再発から完治まで
ぎっくり首の初日から11日目、まだ違和感はあるけれど痛みはもうほとんどなくて、意識をしていませんでした。
朝何気なくリンゴを切っていて、少し切れない包丁で「グッ」と力を入れた瞬間、痛めていた部分と同じ場所がズキンと…。
まさかと思いましたが、じわりじわりと出てくる痛み。治りかけていたところでの再発だったようです。出かける予定があったので、薬を飲んで過ごしました。
当初のぎっくり首ほどひどくなく、再発から3日程度で痛みはようやく消え去りました。
ぎっくり首の痛みを和らげるには冷やす?温める?
私は医者ではないので、「冷湿布と温湿布のどちらを貼ったら絶対に良くなる」とは言えません。あくまで私が楽になった方法をお伝えします。
ぎっくり首で痛みがある間、私の首はずっと熱を帯びていました。
「冷やしたらスッキリしそうだな」という気持ちを信じて冷湿布を貼ったところ、スーッとしてとても楽になりました。そのため、ロキソニンとを服用していた3日間の後も、冷湿布だけは続けていました。
もし、熱を帯びていないという場合は炎症もおきていないということなので、温湿布を貼って血行を良くするのも効果的でしょう。
湿布がない場合は、熱さましの冷えピタや、保冷剤をタオルに包んで当てるのも良いですね。
また、自分がどちらの湿布を貼ると気持ち良いのかが貼るとわかると思うので、貼って症状が楽になる方を選ぶのも良いと思います。
痛めた初日はお風呂どころかシャワーも断念しましたが、2日目に湯船につかったところ、首から肩にかけてとても気持ちよかったです。普段シャワー派の人でも、痛みがあるときには試してみてくださいね。
治るためにやったこと
治るためにやったことは「何もしない」ということです。
前回ぎっくり首になったとき、病院へ行くまでの間に首を回したり、少しでも伸ばすようにしたり、動かすようにしていました。しかし、病院の医師から検査後に言われたのは、予想を裏切る言葉でした。
今はとにかく安静に、無理に動かしたことで痛みがひどくなったんだと思います。
肩こりなどは血行をよくするために動かしたり、ほぐしたりするべきですが、炎症が起きている場合は何もしないことが一番の回復への近道ということなのですね。
その教えもあり、今回は何もせずに湿布だけ貼って大人しくしていると決めました。横になるのは辛かったので、ソファに座ってテレビを見るか、座ったまま寝るかのどちらかにしてました。
ぎっくり首になったときの寝方と起き上がり方
ぎっくり首で痛みのある状態で横になる方法
過去2回の時の苦しみを忘れていましたが、ギックリ首になった当日夜、ベッドの上で私は困り果てていました。
どうやったら横になれるんだろう…いつもなら何気なくできていることが、痛みがあるため全然できません。
痛みを堪えながら試行錯誤した結果、私がたどりついたのは四つん這いの状態からうつぶせへ移行していく方法です。
①掛布団をよけて、四つん這いになる
②少しずつ足を伸ばしていき、ほふく前進スタイルになる
③腕を枕の上に移し、その上に頭を乗せるようにする(いわゆるうつぶせ寝)
もちろんゆっくり時間をかけてです。しかし、私はうつぶせ寝では苦しくて寝付けないので、ここから仰向けになることを試みます。
①腕を頭の下から抜きながら、お腹や胸の下あたりまで移す
②寝返りが楽な方向に腕を体の下から抜き出す
③腕と腰下で支えながら首から上を少しずつ楽な位置まで移動する
このような流れで、最終的に私は仰向けで痛みがあまりない状態になることができました。
痛めた場所によっては、横向きが楽な方もいると思うので、その場合はいらない毛布などを背中側に当てると倒れなくて寝やすいかもしれませんね。
朝起き上がれなくて困ったときは…
夜中なんども痛みで起こされながら、なんとか迎えた2日目の朝。
さぁ起きようと思いましたが、ちょっとでも枕から頭を浮かせようとすると激痛が走る!どう頑張っても起き上がれません。
寝たときの逆の発想でうつぶせまでなってみましたが、ほふく前進スタイルになることができず断念。やはり痛みが一番ないのは仰向けの状態だと気づきます。
夫に両手を引っ張ってもらって起きようと思いましたが、反動で首と頭がグッと後ろに引かれてしまう気がして危険だと判断。最終的に、私の指示でこのように起きました。
①後頭部(首寄り)と背中の下に手を入れてもらう
②掛け声を合わせて、一気に上体を90度起こしてもらう
この方法で、一瞬首に痛みは走りましたが、無事に起き上がることができました。
寝ころび方も起き上がり方も、あくまで私がやりやすかった(唯一できた)やり方であって、余計痛いという方や、他の方法ですんなり対処できる方もいることでしょう。
何を試していいかわからなくなったときに、ぜひ試していただければと思います。
ぎっくり首の症状や対処法については、「ぎっくり首と寝違えの違いは?症状や治るまでの期間 治し方紹介」にも詳しく書いています。
まとめ
この記事を読まれているということは、今まさにぎっくり首や寝違えで悩んでいるか、そのご家族かということでしょうか。苦しみをお察しします。
痛みがひどくてどうしようもない場合は、少しでも早く整形外科に行きましょう。レントゲンやMRI撮影で異常が見つかるかもしれませんし、首は身体の中でも特に大切な部分なので自己判断は危険です。
もし異常がなく、時間がたって治まるのを待つしかないということであれば、この記事を参考にゆっくり過ごしていただければと思います。
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