お正月に実家や義実家へ帰省したり、挨拶に訪れる人は多いと思います。
年始のご挨拶では、手ぶらではなく手土産を持参するのがマナーだと言われていますが、手土産の予算金額の相場はいくらくらいなのでしょうか。
また、身体や好みなどの都合でお菓子以外で用意しなければならないとき、どんなものが手土産には相応しいのでしょうか。
手土産に熨斗は付けるべきかについての考え方もご紹介します。
お正月に実家や義実家へ持っていく手土産の予算金額相場はいくら?
お祝いの金額などは、相手との関係性によっても左右されるので悩みの種ですよね。
ご実家や親戚同士でお中元やお歳暮をやり取りしている方も多いとは思いますが、それとは別に、年始の挨拶で持っていく手土産の金額相場をご紹介します。
気の遣わない金額で選ぶ人が多い
お正月には家族や親せきが集まって、食べ飲みする時間が多いので、手土産はその場への差し入れ的な意味合いが強いです。
話のネタになるような品や、ボリューム・日持ち重視で選んでいる人も結構多いですよ。
あまり豪勢だと受け取る側に気を遣わせてしまうので、予算は2,000円~3,000円程度が一般的で、1,000円程度の品を持っていく方もいます。
高くても5,000円以内で準備する方が多いと言われています。
地域性や風習に合わせた方がよい場合も
地域や風習によっては、お正月にお年賀として現金(3万円程度)を包む習慣がある場合もあります。
その場合、手土産(お菓子など)の金額は少し控えめで用意するそうなので、結婚して初めての帰省の場合は、結婚相手やその兄弟に相談するのが安心ですね。
お正月の手土産でお菓子以外のオススメは?
お正月に関係なく「手土産」と言えばお菓子が種類も豊富で用意はしやすいですが、和菓子や洋菓子じゃないといけないという決まりはありません。
糖尿で治療されている方や、甘いものが好きではない方にとっては、お菓子以外が喜ばれることもありますよね。
手土産をお菓子以外で用意する場合のオススメの品をいくつかご紹介します。
海苔
少し高級なものや変わっている海苔は、贈り物にも最適です。味付きのものはおつまみやご飯のお供としても良いですね。
この「広島のり かき醤油味付海苔」はお中元やお歳暮でも人気の品で、とても香りのよい美味しい海苔です。
コーヒー
コーヒーをよく飲むご家族が多いなら、自分で買わないちょっと高いコーヒーは喜ばれますね。
辻本珈琲の3種ドリップコーヒーセットもギフトで人気の組み合わせで、コーヒー好きの方にも「美味しい」と高評価です。
かまぼこ
ご飯のおかずや手軽におつまみとしてもいただける、かまぼこなどのお惣菜も喜ばれます。
創業80年以上の蒲鉾屋「はせい」の9種蒲鉾・さつま揚げセットはボリュームたっぷりで、家族みんなで楽しんで食べることができそうですね。
フルーツ
スーパーで売っている季節の果物(柑橘類やイチゴなど)で、いつも家で食べるよりちょっと高いものを贈ると喜ばれます。
あなたが住んでいる地域の名産品
名産品はお菓子に限らず、お肉やお惣菜・お漬物、飲み物などでも良いでしょう。
テレビで取り上げられた商品なども話のネタになるのでオススメです。
餃子や肉まんなど中華総菜詰め合わせ
お正月はおせち料理など和惣菜を食べる機会が多いので、飽きたころに解凍して食べることのできる中華総菜も意外と喜ばれます。
肉まんや餃子・シウマイなど7種42個が詰め合わせになったギフトセットは、毎年お歳暮としても人気の高い品です。
賞味期限が長いギフトというのも、喜ばれるポイントですね。
お正月用の寄せ花
お正月用に活けてもらったフラワーアレンジメントを持参すれば、家の中が華やかな雰囲気になって喜ばれます。
1月1日は花屋がお休みのことが多いので、大晦日の遅めの時間帯に活けてもらい、元日に持参するのであれば問題ありません。
ネット通販でも、用途を「お正月」に指定してアレンジをオーダーできるお店がありますよ~。
お正月に実家や義実家へ帰省するときの手土産にのしは必要?
お中元やお歳暮、お祝いやお見舞いなどの品には熨斗を付けるのが一般的とされていますが、手土産にも熨斗は必要なのでしょうか?
実家や義実家へは熨斗を付けないという人も
私は、たまにしか会わない親せきや友人への贈り物には熨斗を付けますが、実家や義実家への金額の控えめな手土産には熨斗を付けたことがありません。
周りの友人や、インターネット上でも「実家や義実家の両親は家族だから、わざわざのしを付けない」「帰省のお土産として渡すから」という意見も見られました。
のし紙を付けようが付けまいが、「今年もよろしくお願いします。」としっかりと挨拶をするということが大切なのだと思います。
ご自分や結婚相手のご両親が実家(あなたからみて祖父母宅)に帰るときにはどうしていたか?がわかれば、それを基準にされると良いでしょう。
実家や義実家への手土産に熨斗をつける場合の表書きは?
新年に持参する場合、のし紙の表書きは「お年賀」が一般的です。下部の名前は贈る側の世帯主のものを記入します。
「お年賀」は、婚礼などと違って「何度でも繰り返していいお祝い」なので、水引は紅白の蝶結びを使います。
年始のご挨拶としての「お年賀」は、正月三が日(1月1日~3日)の間に直接持参するのが礼儀ですが、三が日の間に都合が付かない場合は、松の内(一般的には1月1日~6日まで、地方によっては長め。)の間に訪問するのが習わしとなっています。
もし、双方の都合が合わずに松の内の間を過ぎて訪問することになった場合は、表書きは「お年賀」ではなく「寒中見舞い」で用意しましょう。
まとめ
お正月に帰省する際の手土産について、相場の金額やお菓子以外のオススメ品、熨斗はつけるかつけないか…についてご紹介しました。
年末は大掃除や年越し準備でバタバタしますので、いざ帰省の時に慌てないためにも、早めからどのようなものを用意するのか考えておくことをお勧めします。
お互い気持ちよく1年のスタートがきれると良いですね。
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