お正月に甥っ子や姪っ子など親戚の子供たちにお年玉をあげる人は多いと思います。
しかし、遠方に住んでいるため帰省しない方や、お正月に仕事のため集まる機会がない方の場合、手渡しが難しい場合もありますよね。
我が実家もお正月に兄弟家族が集まることがないので、甥と姪には郵送でお年玉を送っています。
お年玉を郵送する方法や注意点、出す時期や同封するものについてご紹介します。
お年玉を手渡さずに郵便で送る方法は?
「直接会うとき(年)にしかお年玉は渡さない!」という考えの方もいらっしゃる一方で、お正月にはたまたま会えないだけで、日頃交流は続けているので年に一度のお年玉は渡したいという方もいらっしゃると思います。
私が貰う側だった頃は、親戚内の人づてで渡されたこともありますね。
遠方の叔父がお正月前に叔母に渡しておいて、それを「〇〇叔父さんからだよ」と叔母から受け取るような形です。
お年玉は普通郵便で送っていいの?
郵便物は、どこでどんなトラブルに巻き込まれるかわかりません。
普通郵便やレターパック、ゆうメールなどで書留にせず送った場合、万が一途中で破損したり、紛失等で届かなかった場合でも、損害賠償の対象とはなりません。
しかし、引き受けから配達までの過程を記録する一般書留や現金書留は、差し出しの時に申し出る金額が、万が一の場合の賠償金額となるので高額のお年玉でも安心して送ることができます。
普通郵便は封を開けて中身を郵便局員に確かめられることは無いので、黙って現金を入れても気づかれる可能性はほぼ無いと思いますが、受け取った相手からすると「常識がないんだな」と思われてしまうので絶対にやめましょう。
お年玉を現金書留で送る場合の準備
現金書留とは、現金を送付する場合専用の書留のことで、専用の現金封筒(売価21円)を購入して使用します。
専用の封筒はのし袋がそのまま入るサイズなので、縦長のお年玉袋や複数枚のポチ袋も余裕で入ります。
いま切手はコンビニなど郵便局以外でも購入可能ですが、現金書留の封筒は郵便局のみの販売となります。
発送するときも郵便局に行く必要があるので、封筒を購入してきて自宅で準備するのではなく、必要なものをすべて持って郵便局へ行き、その場で封入させてもらうのがわかりやすくて安心ですよ。
お年玉を現金書留で送るときに持っていくもの
・現金封筒を購入するときのお金(21円)
・送る代金分の切手やお金
現金書留で送る場合、荷物の重さに応じた料金(82円~)に加えて、書留代金430円が必要になります。
・お年玉の入ったポチ袋や手紙など
現金封筒にはお札そのままを入れることもできますが、ポチ袋に入れて封をした状態で入れることも可能です。
受け取った親がお子さんに渡すことを考えると、手渡しと同様にポチ袋に入れて送るのが望ましいですね。
・名字や名前の朱肉印
封筒の割印をするときに使います。印鑑を忘れてしまった場合は、サインでも可能なようです。
これらを持っていき、郵便窓口や時間外のゆうゆう窓口で「現金書留で送りたいのですが」と伝えると、親切に説明してくれるはずです。
損害賠償の額をはっきりさせるため、現金封筒の「損害要損額」という欄に中に入れた金額を書くことになるので、いくら分のお年玉が入っているかを忘れないようにしてくださいね。
お年玉を現金書留で送るときの宛先は?
現金封筒に「お届け先」を書く欄がありますが、お子さんの名前・親の名前どちらでも問題はありません。
しかし、万が一留守や不在が続いたときには郵便局から受取人へ電話が行くことや、受け取りの際にハンコやサインが必要になることを考えると、親の名前で送った方がわかりやすいですし、そうするのが一般的です。
お年玉を郵送する場合の時期は?
お年玉は現金書留で郵送する!ということはわかりましたが、いつごろまでに発送したら良いのか悩みますよね。
一般的な普通郵便は月曜日から土曜日までの配達で、日曜日や祝日は配達停止となりますが、現金書留は日曜日や祝日も配達されます。
また、届け先が不在の場合は不在連絡票が入り、希望する日にちや時間に再配達してもらうことができます。
お正月間近は年賀状関係で郵便物が混みあいますし、雪の降る地域では配達の遅延も多いものです。
なにかしらのトラブルがあるかもしれないことを考えると、確実に元日までに届くように早めに(12月25日頃)発送するのが安心です。
基本的な配達日数は通常の郵便物と同じですが、それも心配な場合は郵便局に発送元と届け先の住所を伝えると、配達日数を教えてもらうことができます。
なお、窓口や電話で「〇日に届きます」と言ったとしても、郵便事情により確実に届くとは限りませんのでご注意ください。
お年玉を送る先の都合を確認しておくことが大切
甥っ子さんや姪っ子さんにお年玉をサプライズにしたい気持ちもあると思いますが、その親にはお年玉を送ることを事前に伝えておくようにしましょう。
冬休み期間中ということで、お正月前から長期外出される可能性もあるので、年内の受け取りが可能なのかを確認しておいたほうが安心です。
また、配達日数を大幅に過ぎても届かない場合はすぐに郵便局へ問い合わせることができます。
予定がだいたいわかっている場合は、発送してから「気持ちとしてお年玉として送ったので、渡してあげてね。」という事後連絡でも問題ないと思います。
お年玉を郵送するときには手紙を同封する?
お年玉を現金書留で送る場合、ポチ袋のほかに手紙を同封する人が多いです。現金と一緒に手紙を入れることは、現金書留のルールとしても特に問題はありません。
私はポチ袋には「〇〇くんへ」と名前を書き、それとは別にキャラクターのメモ帳に甥っ子にむけたひらがなの手紙を書きました。
お子さんに対する手紙は、ポチ袋の中に入れてもよいかもしれませんね。
また、書留封筒を受け取る親御さんあてにも手紙を入れておくと良いでしょう。とはいえ、自分の兄弟等の親しい間柄だと思うので、挨拶と要件をサラッとで問題ないと思います。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]家族みんな、元気に過ごしていますか?
お正月に顔を見れたらよかったのですが、仕事の関係で帰省が難しいので、気持ちとしてお年玉を送らせてもらいました。
元日になったら、〇〇と△△へ渡してください。
また今度ゆっくり、会ってお話できるのを楽しみにしています。
温かくして過ごし、よい年をお迎えください。[/su_note]
私はこのような内容を便箋に書き、現金封筒に同封しました。参考にしてくださいね。
まとめ
お年玉を直接渡すのが難しい相手に、現金書留で郵送する方法や注意点をご紹介しました。
書留代金や封筒代金がかかってしまいますが、無理して渡しに行ったり、渡す時期をずらすことでモヤモヤするよりも、安心・安全な方法で郵送してあげられるので、積極的に利用しましょう。
日数に余裕をもって利用することと、発送したあとの追跡・到着確認はしっかりと行いましょう。
お年玉を準備するときには、「お年玉を新札で用意はなぜ?両替に手数料かかる?銀行以外でするなら?」もお読みください。
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