ハロウィンには、カボチャをくりぬいた中にろうそくを立てて「ジャック・オー・ランタン」(お化けカボチャ)を作って飾るという楽しみ方があります。
本物のかぼちゃで作ったランタンがパーティーなどで飾ってあると、「どうやって作ったの?」と注目されること間違いなしですね!
オレンジ色のハロウィンかぼちゃでジャックオランタンを作る方法や使うアイテム、表情を決めるときに参考にできる型紙の取扱いサイトや長持ちさせる方法をご紹介します。
ハロウィンのかぼちゃランタンの作り方と便利なキット紹介
ハロウィンを一層盛り上げるために、お子さんなど家族や友達と、楽しみながらジャックオランタンを作ってみましょう!
くれぐれも、ハロウィンが近づいてから作るようにしてくださいね。この理由について詳しくは、3章でご説明します。
かぼちゃをくり抜いてランタンを作る方法
かぼちゃランタンをつくる時に用意するもの
材料として用意する物は、主にこの4つです。
・オレンジ色のハロウィンカボチャ(大きめ)
・かぼちゃのヘタや、目や口を切り取るナイフ
・中身をくり抜いたり、掻き出すスプーン
・中に灯すろうそく
また、かぼちゃの匂いや汚れを防止するために、新聞紙を敷いたうえで作業したり、軍手をはいて作業することをお勧めします。
ハロウィンかぼちゃをどこで手に入れたら良いかわからない方は、「ハロウィン用かぼちゃどこに売ってる?日持ちの目安と通販サイト紹介」をお読みくださいね。
かぼちゃランタンをつくる時の手順
①カボチャのお尻(底)部分を丸く切り取る
中の果肉や種を掻きだすときに、手を入れるための大きさは確保しましょう。
お尻ではなくヘタ部分を切り取って蓋にしても良いのですが、切り取った部分をろうそくを置く土台にすることができるので、底を切り取る方法でご紹介しています。
②カボチャの中身をスプーンなどで掻き出す
日本で食べられる外側が緑色のカボチャよりも水分が多く柔らかいので、皮の内側の壁に沿って丁寧にやっていくと、大きな空洞ができます。
③カボチャの目や鼻、口などを切り取る
ナイフなどを使って、かぼちゃの表情を切り取り(くり抜き)ます。ぶっつけ本番でやるのも良いですし、先に油性ペンでデザインを下書きしておくと作業がしやすいです。
柔らかいとはいえ、力の必要な作業ですので、すべってしまわないようしっかり押さえて行いましょう。
④風通しの良いところで乾燥させる
日持ちをさせるために、日の当たらない風通しの良いところで乾かします。
⑤中にキャンドルを立てて、飾る
最初に切り取った底の部分にキャンドルやろうそくを埋め込み、土台とします。火を灯して、上からゆっくり顔部分を被せると完成です。
かぼちゃランタンをつくる時に便利なキット紹介
かぼちゃの顔を彫る時は、かぼちゃのサイズにもよりますが、包丁よりも果物ナイフの方がやりやすいと思います。刃がギザギザになった段ボールカッターも切りやすいです。
また、細かい部分はカッターや彫刻刀を使うと綺麗に掘ることができます。
*パンプキンカービングキット
かぼちゃを切り抜く専用のキットがアメリカではたくさん売られています。その輸入品をネットで購入することができます。
こちらの商品には「StencilBook」というお手本の本も付いているので、参考にできそうですね。
かぼちゃのランタンの顔の表情やデザインの型紙サイト紹介
かぼちゃを怖い顔にくり貫いて、部屋の窓辺や家の前に置いておくと、悪い霊を脅して追い払ってくれるとされていたため、ジャックオランタンの表情は少し不気味なものが多いのです。
しかし、デザインは自由なので笑っている表情だと一気に可愛らしくなりますし、名前やハロウィンのロゴを彫るのも良いですね。
かぼちゃの大きさや作り方も違うので、顔が違うのも個性だと思います。オリジナルのジャックオランタンにしてみましょう。
「でも、せっかくなら失敗したくない!」という方は、型紙を無料でダウンロード(印刷)できるサイトがあるので、その配布されているデザインを使うのも一つの方法です。
*最北の海鮮市場「ハッピーハロウィン」
北海道の美味しい食材を通販で取り扱っているショップで、ハロウィンに向けて北海道産のオバケかぼちゃの販売も毎年行っています。作り方の紹介や、かぼちゃのイラストをダウンロードすることができますよ。
*検索エンジンの画像検索で探す
Yahoo!JAPANやGoogleの検索バーに【かぼちゃランタン 型紙】などと入力し、検索したあとに【画像】と書かれたボタンを押すと、様々なジャックランタンの写真や型紙に使えそうなものが出てきます。
変わったデザインを探したい方は、こちらの方法がオススメです。
かぼちゃのランタンを作ったあとの保存方法は?
オレンジ色のハロウィンかぼちゃは、購入した後、手を加える前の状態であれば、環境にもよりますが収穫後1か月程度は見た目は変わらず楽しめます。
しかし、湿気が多く、秋でも気温の高い日がある日本の気候では、飾り用に加工したカボチャの保存期間は2日~長くて1週間程度です。そのあとは、黒く変色してカビが生えてきてしまいます。
そのため、実際にくり抜く作業を行うのは、ハロウィンの2日前~1週間前に行いましょう。あまり早くしてしまうと、カビたり腐ってきてしまいます。
手順④に書いたとおり、風の通りの良いところ(日陰)で乾燥させて水分をできるだけ取り除くことも、その後のカボチャを長持ちさせるポイントの1つです。イベントやメインの日の直前に作るようにしましょう。
カットした後は、普通の野菜と同じように考えて、常温保存よりは冷蔵庫に入れておいた方が新鮮さは保たれますので、小さめのサイズであればお試しください。アメリカでも、日中はラップで包んで冷蔵庫に保管し、外が暗くなってから火を灯して飾るのが一般的です。
かぼちゃを購入後、カットするまではマジックで顔を書いて飾っておいたり、切り取った紙を貼るなどして外側からのアレンジを楽しむと良いですね。
まとめ
ハロウィンの工作としても人気の、ジャックオランタンの簡単な作り方や、作る際のポイントについてご説明しました。
たくさんの飾り物が売られていますが、世界で1つだけのオリジナルな置物やランタンを作ったということは、良い思い出として残ることでしょう。慣れると一層、複雑なデザインも彫ることができるようになります。
怪我に気を付けて、ハロウィンならではのカボチャのアレンジを楽しみたいですね。
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