毎年10月~11月頃に7歳・5歳・3歳の子どものお祝いをするのが日本の行事となっていますが、お孫さんや姪っ子・甥っ子、友人・知人の子にお祝いをあげる方も多いと思います。
七五三をお祝いするときに渡すご祝儀袋は、どんな種類を用意するのが正しいかご存じですか?のし紙の表書きはなんと書けばよいのか、名前は誰の名前を書くのか、迷っていませんか?
最近人気となっている、キャラクターをあしらった祝儀袋や可愛いデザインで子どもにも喜ばれるお祝い袋も紹介します。
七五三のお祝いで渡す祝儀袋の種類は?
のしは目的に応じて、使う種類が変わってくるので、間違えてしまわないように注意が必要です。
七五三のご祝儀袋の選び方
七五三の場合は、年齢によっては複数回お祝いすることもありますので、紅白の花結び(蝶結び)の熨斗を使った祝儀袋を選びます。
2章目の終わりに、参考の画像がありますのでご確認ください。
水引は赤白で、5本結びか7本結びを選びます。5本結びが基本となり、7本結びはそれをより丁寧にした形式です。
花結び(蝶結び)とは
靴ひもを結ぶときにも使う蝶結びは、結び目が解けやすく、何度も結びなおすことができます。そのため、何度繰り返してもおめでたい、お祝い事のときに使用します。
もう一つの「結切り(むすびきり)」は、蝶結びと違って固く結ばれ、簡単には解けないことから、一度きりであって欲しいこと(結婚祝や御見舞い)のときに使用します。
七五三に渡す祝儀袋の表書きや名前の書き方は?
ご祝儀袋の表書きを書くときのマナー
表書きや贈る側の名前は、毛筆で書くのが本来は望ましいですが、筆ペンでも構わないとされています。また、字が苦手でも、基本的には手書きで書くようにしましょう。
地域や間柄によっては、ボールペンやサインペンを使っている方もいますが、筆ペンは100円程度で用意できるので、1本準備しておくと良いでしょう。
七五三のご祝儀袋の表書き
どの年齢でも使うことのできる表書きは、「御祝」と「七五三御祝」の2種類が一般的です。
すでに「御祝」と熨斗紙に表書きが印刷されている祝儀袋も多く売られているので、そちらを選ぶと自分で書く心配がなくなりますね。
古くからの各年齢での風習を当てはめた、「御髪置御祝」(3才の男女児)、「御袴着御祝」(5才男児)、御帯解御祝(7才の女児)のいずれかを使うのも良いでしょう。
表書きを子ども宛てに手書きで書く場合は?
7歳になると、簡単な漢字と平仮名は読める子がほとんどだと思います。
ご祝儀袋をお祝いされる本人(お子様)に直接渡すのであれば、「御祝」と堅苦しく書くよりも「七五三 おめでとう」や「七五三のお祝い」などと書くのもお勧めです。
温かみがあって優しい感じがしますし、自分で意味がわかる分もらったお子様も嬉しいことでしょう。
七五三のご祝儀袋に書く名前
表書きの贈る側の名前は、個人の場合は苗字のみでも構いませんが、同じ苗字の親族が他にいることも考えられますので「田中太郎」などとフルネームで書くようにしましょう。
古来からの風習では、夫婦としてお祝いを包む場合は連名にせず、御主人(夫)のフルネームだけを書くのが一般的でした。今では、右に夫のフルネームを書き、左横に妻の下の名前を書き添えて、連名にされる方も多いです。
どちらでも失礼にはなりませんが、我が家では親戚から結婚祝いをいただいた時に、ご主人の名前だけ書いてある家が多かったので、それを参考に、こちらから贈るときも夫の名前のみにしています。
七五三に贈る、紅白花結び(7本結び)の熨斗の例はこちらです↓
祝儀袋で子供向けのキャラクター物や可愛いデザインの物を紹介
ご祝儀袋は文具店だけでなくコンビニやスーパーでも売られていますが、せっかくならお祝いされるお子様に喜んでもらえるデザインの祝儀袋を選ぶのも良いのではないでしょうか。
ミッフィーのご祝儀袋
こちらも花結びのお祝いに使うことのできる、優しい色合いのご祝儀袋です。ミッフィーのフェイス柄とドット・お花・リボンが全体的にちりばめられていて、とてもかわいいです。
短冊は「ご出産祝」と「お祝」の2種類が入っていますので、七五三のお祝いとしても使うことができますよ。色合いが偏ってないのも良いですね。
男の子と女の子で分けられる七五三用の金封
7歳の女の子と5歳の男の子など、2人に一度に渡す時も、受け取るお子様たちは別々に貰いたいと思うはずです。
そんなとき、同じデザインではなくそれぞれのデザインの袋に入っていると、更に特別感がでますね。
まとめ
七五三のお祝いを贈るときの、ご祝儀袋の選び方や表書きの書き方、かわいらしいお祝い袋を紹介しました。
すぐに手に入るシンプルなご祝儀袋を選んで問題はありませんが、紹介したようなキャラクター物や、お子様向けのデザインのお祝い袋に入れられると、より一層喜ばれそうですね。
可愛いデザインのご祝儀袋の中には、結婚祝いに使われる「結び切り」の水引を使用したものも多くあります。誤ってそちらを選んでしまわないように気を付けましょう。
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