引越しが決まると様々な手続きや荷造りなどでバタバタしますよね。
そうして何とか迎えた当日、どんな行動をとればいいのか?何を手元に残しておくと良いのか?業者にお礼や差し入れをした方がいいのか?などと疑問がわきでてくることも少なくないと思います。
我が家は転勤族のため、過去に何度も引越しをしてきました。その中で身に着けた、引越し当日にやるべきことや行動の流れ、引越業者にスムーズに作業してもらうためのコツなどをご紹介します。
引越し当日の流れや注意点は?
引越しの経験が少ないと、当日はどんな流れになるんだろう?何をしていたらいいんだろう?と不安になりますよね。
参考までに、私が前回(2017年4月)転勤のために引越しした時の流れをご紹介します。
引越し当日の流れを紹介
我が家は夫婦2人とペット暮らしです。4トントラック1台と作業員は4名でした。
事前の梱包と到着後の荷解きは自分たちで行い、引越業者には大きな家具(段ボールに入らないサイズ)の梱包・運び出し・搬入までの一般的なプランでお願いしました。
引越業者が来る前に確認しておいたこと
公共料金の廃止や新居での開始手続きは事前から進めていると思いますが、その際に「退去時にブレーカーは落としていってください」や「ガスの元栓は閉めておいてください」と指示されるはずなので、忘れないようにメモしておきましょう。
我が家もそうですが、遠方に引っ越す場合は引越当日に退去立ち合いを行うことが多いです。管理会社(大家さん)と立ち合いの時間について相談しておく必要があります。
今回は、住んでいるアパートから15分くらいのところに管理会社があるため、当日だいたいの荷物を運び出したら連絡をするように指示をうけました。
また、窓から運び出すためにトラックが駐車スペースを占領することになるので、該当する1軒のみ前日に挨拶をしました。
退去前の挨拶については、引越しの退去の挨拶は必要?どこまでの範囲にどんな品を渡す?をお読みください。
引越し当日の全体の流れ
08:00 引越業者が到着、挨拶、作業開始
10:00 管理会社に「大きな家具が無くなり、終わりそう」と連絡
(同時刻) 新居の鍵を不動産会社に取りに行くため、夫が先に出発する
10:15 荷物がすべて積み終わる、トラックが新居へ出発
10:20 管理会社の退去立ち合い、鍵をすべて返却
10:30 妻(私)が手伝いに来ていた両親と新居へ出発
11:20 トラックが新居へ到着(夫が先に到着済み)、搬入開始
13:30 搬入終了、挨拶
今回は、両親が車で手伝いに来てくれていたので夫と二手に分かれる方法をとりました。
その前の引越しの時は「○○時に新居で搬入開始でお願いします。」と退去立ち合いを考慮した到着時間を伝え、トラックより後にふたり揃って出発したこともあります。
繁忙期の引越しでは「時間調整なく、トラックが到着次第搬入になります」と言われたこともあるため、そのときはタクシーや電車などを使って、二手に分かれることになります。
引越し当日の家族の行動
*私(妻)がしていたこと
荷物の運び出しはプロにお任せすることになるので、邪魔にならないところで基本的には見ているだけです。最後に持ち出す貴重品や掃除用具などは、キッチンカウンターやIHの上に置いていました。
各部屋の家具や荷物が無くなり次第、掃除機をかけたり、拭き掃除をしていきました。
*夫がしていたこと
4月の寒い日の引越しで、窓全開で引っ越し作業をするため寒くなってしまうため、ペットをゲージに入れて車へ避難させました。
新居の鍵は当日に不動産会社から受け取ることになっていたので、早めに家を出て、鍵を受け取り、新居の駐車場でトラックを待つことにしました。
新居での作業開始前に、新居の家具配置図(間取りを拡大コピーして、テレビや冷蔵庫の位置を書き込んだ紙)を夫から渡してもらいました。
この配置図は、搬入時に玄関を入ってすぐの壁に貼ってくれていました。
引越し当日に梱包せずに手元にあると便利な物を紹介
引越前の荷造りの際に、トラックで運ぶものについては梱包してしまいますが、私の経験上「これは最後まで残しておいた方がよかった!」というものを紹介します。
また、新居ですぐ使う段ボールに入れておいた方が良いものもまとめました。業者によっては、こういった「すぐ使うもの」用の段ボールの用意があったり、ガムテープの色で判断することもあります。
退去の時に最後まで手元に残しておくもの
・ティッシュ(ホコリや寒さで鼻水が出やすい)
・マスク(ホコリに弱い方は注意)
・掃除機(コードレスの場合は充電器も)
・最低限の掃除用具
・使い古しのタオルやぞうきん
・フローリングワイパー(ウェットの方がベター)
・地域の指定ごみ袋(旧居用・新居用)
・新聞1日分
・トイレットペーパー
・入居していたアパートの関係書類(契約書など)
・筆記用具、印鑑、はさみ、カッター
・(寒い時期の場合)靴下やスリッパ
我が家はダイソンのコードレスクリーナーを使っていますが、冷蔵庫やベッドなどの下からホコリがどんどん出てきて、途中で電池切れをしてしまいました。再充電されるまで使えない時間はヤキモキしてしまいます。
充電式の方は、借りるなどして2台用意しておくと安心だと思います。
最後に書いた靴下やスリッパというのは、今回の引越しで後悔した部分です。今まで寒い時期の引越しであっても、ドアから運び出していたので暖房を付けておけば上着を羽織る程度で問題ありませんでした。
しかし、今回の退去先は窓が広くて駐車場に面していたため、窓を全開にして運び出し作業をすることになり、その窓の下にある暖房の効果はほとんどなくなってしまいました。座るところもないので、冷たいフローリングに立ちっぱなしです。
厚手の靴下やカバーに加えて、直接冷たさが伝わらないようにスリッパを履いているだけでだいぶ楽です。春や秋含め、寒い時期の引越しの際は気を付けてくださいね。
新居ですぐに使う段ボールに入れておくもの
・カーテン
・当日使う(使った)入浴・洗面用品
・トイレットペーパー
・地域の指定ごみ袋(新居用)
・紙コップ、紙皿、割りばし
・テレビやDVDのリモコン
・携帯電話やスマホの充電器、コード
「退去の時に最後まで残しておくもの」と共に、新居に到着後もリビングや台所など、目の付くところに置いておきましょう。
基本的には「最後まで使っていたものは、最初に使う」と考えるようにすると、準備をしやすいと思いますよ。
引越し業者には当日に差し入れやお礼をするべき?
引っ越し業者のスタッフに、寸志を渡したり、物の差し入れをした方が良いのか悩む方が多いようです。
引越業者への金銭面の心づけは不要
見積もりで提示された正規の料金を払っているので、チップのように当日現金を追加で渡す必要はありません。従業員への働いた報酬は、会社から給与として受け取るものでもあります。
それでも中には、お弁当や飲み物代として1人あたり500~1,000円程度渡している方もいます。個人の自由なので正解はありませんが、業者によっては「現金は受け取らない」と教育されているところもあるので、受け取ってもらえるかはわかりません。
引越業者に差し入れするなら何?
では、物での差し入れはした方が良いのか?ということですが、これも個人の自由ではあります。
ただ、私は今まで引越業者には恵まれていたようで、感心する働きっぷりで安心して引越しをお願いできていました。その感謝の気持ちとして、ペットボトルか缶の飲み物を人数×2本ずつ差し入れるようにしています。
トラックへの積み込みが終わって、新居に向かう前の時に「お疲れさまです。搬入もよろしくお願いします。」と言って、リーダーの方にまとめてお渡ししています。モチベーションのアップにも繋がるようなので、最初の挨拶のときに渡しても良いですね。
季節に合わせつつ、コーヒー・お茶・スポーツドリンク・栄養ドリンクあたりで選んでいます。
まとめ
引越し当日の流れや、残しておいた方が良い物など参考になったでしょうか?
部屋探しから始まり、新居での生活が落ち着くまでには時間も体力も必要となりますが、掃除や片づけをする良いチャンスでもありますので、一つ一つ終わらせていきましょう。
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