北海道の十勝川温泉の中心地に、スパ、マルシェ、体験工房、飲食店の集まる新施設として「ガーデンスパ十勝川温泉」が2016年12月に誕生しました。
北海道には日帰り温泉は大小合わせるとたくさんありますが、スパと名のつく施設はあまり無い気がします。モール温泉が水着で楽しめるということで、道内だけでなく北海道外からも注目されています。
先日、初めて夫婦でこちらの施設に行ってきたので、スパ内部の様子や感想、行く前によくわからなかった脱衣所についてご説明します。
ガーデンスパ十勝川温泉の内容と行った感想
大きな駐車場に車を止めて、施設内に入ると天井が高い木のぬくもりがある空間が広がります。左右には飲食施設やインフォメーションカウンター、スパの入り口、足湯の入り口が並んでいます。
スパの入り口まで行くと受付があり、そこで入場料金を支払う形なので、飲食施設やお手洗いだけの利用であれば入場料を払わずに利用することができます。
ガーデンスパ十勝川温泉のスパの感想
スパの入り口で料金を支払う際に、スパの利用が初めてであれば説明を受けます。
ロッカーの鍵と、バスタオル(よくある大きなサイズ1枚)と湯浴み着はメッシュ素材のバッグに入れた状態で受け取ります。湯浴み着について詳しくは、後ほどご説明します。
フェイスタオルは渡されませんが、脱衣所からスパに入るとすべて混浴で湯浴み着もしくは水着を着用するため、身体を隠す目的でのタオルは必要ありません。もし、フェイスタオルをレンタルする場合は100円で借りられます。
男女別の脱衣所に入り、靴を脱ぎます。上下二段に分かれているロッカーは女性は48個ありました。男性は30個くらいだったようです。
脱衣所にはロッカーの他に、鏡と洗面台とイスのスペースが4席、湯浴み着(水着)の脱水機、トイレがありました。
洗面台にセットされていたもの
・クレンジングオイル(メイク落とし)
・洗顔料
・ミストスプレー
・温泉全身ジェル
・綿棒
・ドライヤー
・ティッシュ
ここで湯浴み着を着用したあと、スパの入り口を開けてからは男女共用のスペースとなります。スパの中に入ってからも男女別のお手洗いがあります。
バスタオルを持ち込んでも、スパ内にかけておくスペースがたくさんあります。
ガーデンスパ十勝川温泉の室内の様子
室内ジャグジー(40℃、深さ60cm)
モール温泉がちょうど良い温度で、ジャグジーになっているので更に気持ちよかったです。肌がつるつる、スベスベになります。
高温プール(42℃、深さ75cm)
プールとなっているものの狭めで、少しジャグジーより温度が高い温泉という感じです。
シャワー3機
シャワーで身体の汚れを落としてから入浴するよう注意書きが掲示されています。
モールミスト
ミストサウナのような感じで、座ってゆったりしている所にミスト状のモール温泉が降り注ぎます。席は8つあったと思います。
暖炉
回りが座れるようになっており、水を飲みながら休憩することができます。夜は炎の揺らぎが楽しめるそうですが、昼間だったからか特に何も点いていませんでした。
ウォーターサーバー(常温・冷水)
スパ内での飲食は禁止で、ミネラルウォーターのペットボトルのみ持ち込み可能です。しかし、紙コップでウォーターサーバーの水が自由に飲めるので、手ぶらでも水分補給は問題ありません。
スパ内の床と、暖炉周りにあるイスが床暖房になっているので、歩くときに冷たくないのも良いなと思いました。
ガーデンスパ十勝川温泉の屋外の様子
室外ジャグジー(42℃、深さ60cm)
室内のジャグジーと同じ感じです。ガーデンスパということで、目の前には庭があります。室外は屋根がないので、雨や風は直に当たってしまいます。
室外プール(25℃~28℃、深さ55~90cm)
徐々に深くなっていくように作られていて、室温も低めです。ジャグジーと隣り合っているので、子どもだけプールに入っていても安心できるなと思います。
水の遊び場(25℃~28℃、深さ0~15cm)※夏季限定
4月15日にオープンしましたが、私が行ったのは5月の寒い日で天候が悪かったので中止されていました。子供向けのスペースで噴水が何か所かあり、そこから水が噴き出てくるようです。寒くなると終了となります。
気温が低かったので屋外のプールだけは入りませんでしたが、のぼせそうになったら暖炉周りで休憩しながら、ゆったりと楽しむことができました。
ガーデンスパ十勝川温泉には洗い場がない?
行く前に疑問に思っていたのが「身体はどこで洗えばいいんだろう?」ということです。受付でそのことも説明がありました。
脱衣所の隣(スパに向かう途中)には、個室のシャワールームが4部屋あります。男性は3部屋だそうです。その中には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、空のハンガーが設置されています。
もちろん入浴前に使っても問題ありませんが、スパ内にもシャワーはあるので、一般的にはスパで楽しんだ後にシャワールームに入り、湯浴み着を脱いで髪や体を洗って、バスタオルを巻いて脱衣所に戻るような流れになります。
水着ならまだ良いですが、湯浴み着は面積が広いので水分を多く含んでおり、そのまま脱衣所に戻ると床がびしょびしょになってしまいます。シャワールームで脱いで、脱衣所ですぐに脱水機に投入すると良いと思います。
機械に押し込んで、10~20秒くらいボタンを押しているだけで脱水可能です。このように脱水してから湯浴み着を返却するよう、壁にも注意書きが貼られていました。
ガーデンスパ十勝川温泉の湯浴み着ってどんなの?
湯浴み着は公式HPにも写真が載っていますが、男性はトランクスのような一般的な海水パンツ、女性はベアトップ(上)と短パン(下)が繋がったタイプです。
男性は色が紺色、女性はピンクとグリーンから選ぶことができます。胸上とウエストはゴム入りの紐で縛るので、可愛らしいなと思います。
この湯浴み着は入場料金に含まれていますが、自分で持参した水着を着ても問題ありません。
※白い水着は、モール温泉の色素(茶色)が着色する可能性があるので、すぐに洗った方が良いと書いてありました。
スパ内で休憩のときにバスタオルを羽織っている人ばかりでしたが、700円で白いバスローブを借りることも可能です。また、インナーショーツや水着の販売もしていましたが、並んでいる水着のデザインは「ちょっとこれは買わないかな…」という感じでした。
子どもや赤ちゃんがスパを利用するときは?
子ども用の湯浴み着は、100cmサイズのみしかありません。その次は大人の男性・女性のMサイズになってしまうので、100cmが着られないお子さんは水着を持っていく必要があります。
3歳以下のお子さんはスパの入場料は無料ですが、湯浴み着(幼児用・100cm)を借りる場合は200円が必要となります。
赤ちゃんの水遊び用の紙パンツは、男の子用と女の子用ともにM・L・Bigサイズが用意されており、200円で購入することができます。
室外のプールでは浮き輪を使用することも可能です。500円でレンタルすることもできますが、持ち込む場合はサイズ表記(空気を入れる前の直径)55cm以下の浮き輪でないと、断られてしまうのでご注意ください。
まとめ
入場料1,500円は少し高いかな~と思ったのですが、男女一緒にゆっくり過ごせるという面で考えると、家族でのおでかけやデートにも良いのかなと思いました。
予約制ではありますが、季節に合わせたドリンク&スイーツ、おつまみ付の「ナイトスパ」や、室温30℃のスパ内で行う「ホットヨガ」など、様々な楽しみ方ができる施設だなと思いました。
館内の飲食施設の様子やお得なセット券、行くときの注意点などについては「ガーデンスパ十勝川温泉で食事した感想!足湯とアクセスの注意点について」をお読みください。
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