赤ちゃんは母乳やミルクを飲んでも、よく吐き戻してしまいますよね。
私の子供もよく吐く子でしたが、実は吐き戻しには命を落としてしまう危険性が潜んでいると知った時、とても恐ろしかったです…。
また、吐き戻しのなかには『病気のサイン』が隠れていることもあるので、早期発見のためにもしっかり覚えておきたいですね。
吐き戻した後に注意することや知っておきたい病気の可能性、吐き戻しを減らすための方法をご紹介します!
赤ちゃんが吐き戻した後に注意することは?
赤ちゃんの母乳やミルクの吐き戻しはよくあることですよね。
しかしそんな「吐き戻し」が赤ちゃんにとって、とても危険なものになることがあります。
赤ちゃんが残念ながら亡くなってしまう…とても多い死因が「窒息」であることはご存知でしょうか。
そして驚くことに窒息してしまう原因は『とても身近なこと』なのです。
その原因の一つは布団などで息が出来なくなってしまうこと。
もう一つが授乳後にすぐに寝かせ、飲んだものを吐き戻したことが原因となる窒息…どうすればそんな悲しい事故を防げるのでしょうか?
それでは吐き戻してしまう赤ちゃんに、ママが「気を付けてあげたいこと」を紹介します。
吐き戻しが原因に!?窒息死を防止するためにできること
授乳後はゲップを
赤ちゃんはゲップと一緒に母乳やミルクを吐き戻してしまうことが多く、ゲップをさせないで寝かせていると、飲んだもので窒息してしまう可能性があります。
授乳後のゲップを忘れてしまわないように注意しましょう。
窒息しないように『横向き』で寝かせる
寝かせる時は吐き戻したもので窒息しないように、『横向き』で寝かせましょう。
ちなみに授乳後、横向きに寝せる時は「右側を下」にしたほうが消化が良くなるそうです。
私の子供は産まれたばかりの時からゲップをなかなかしてくれませんでした。
産院の助産師さんもゲップを出そうとしてくれたのですが、全く出る気配がありません…
すると、助産師さんはくるくるっとタオルをロールケーキのように巻いたものを背中に軽く当て『横向き』で寝かせてくれました。
あまり真横にし過ぎてタオルをぴたっと背中につけてしまうと、うつ伏せになってしまうので
軽く当たるくらいの『斜め横向き』ぐらいがちょうどいいかもしれません。
※タオルや布団などもかぶさってしまうと息が出来なくなることもあると思います。十分注意して、窒息しないように気を付けて使ってくださいね。
吐き戻した後に気を付けることは?
吐いた後は、口や耳のまわりを拭く
まずは、落ち着いて赤ちゃんの口や耳のまわりをきちんと拭きましょう。
吐いたものが耳に入ってしまうと『耳の病気』になってしまうことがあります。
吐き戻し後の赤ちゃんの様子や体重をチェック
『吐いた後に機嫌はいいか』『食欲はあるか』『発熱や下痢、血便などの症状がないか』など、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
また、よく吐いてしまう場合は体重がきちんと増えているかも、こまめにチェックすることが大切です。
赤ちゃんの吐き戻しで病気の可能性があるのはどんな時?
あんなに何度も吐き戻していた息子も、今では良い思い出…あの頃が嘘のように吐かなくなりました。
しかし、気を付けて欲しいのは『吐き戻し』の中には病気が隠れていることもあるということです。
病気の可能性がある吐き戻しとは一体どのようなものでしょうか?
嘔吐物が緑色や黄色、赤、黒
吐き戻したものが緑や黄色という場合は『腸閉塞』などの病気かもしれません。
赤や黒という場合は胃から出血している可能性があります。
どちらも早期発見・早期治療が大切なため、すぐに病院を受診しましょう。
毎回噴水のように吐く
とはいっても、噴水のように…って実際どれぐらいなのかよくわかりませんよね。
通常の吐き戻しの場合は飲んだものの一部を吐いてしまうだけ。
これが「毎回噴水のように飲んだものをほとんど吐いてしまう」という時は、『肥厚性幽門狭窄症』の疑いがあります。
おかしいなと感じたら病院を受診することをお勧めします。
もし受診するべきかどうか悩んだ時は、「#8000」の相談ダイヤルなどもありますので、気になる場合は電話してみてくださいね。
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赤ちゃんの吐き戻しを防止する方法を紹介
それでは、そんな吐き戻しで悩んでいる母親必見!
『吐き戻しを減らすための方法』をご紹介するので参考にしてみてください♪
授乳中に時々、ゲップを出してみる
空気を多く飲んでいる子には、授乳中でも時々『ゲップ』をさせてガス抜きしてあげましょう。
授乳中なのにゲップを出すために「トントンし過ぎると赤ちゃんが辛いのでは」と心配な方は、背中を下から上にさすってあげると優しくていいかもしれないですね。
縦抱きで授乳する
赤ちゃんを横ではなく縦抱きにすることで、飲んだものを逆流しにくくします。
首の座っていない赤ちゃんは、首や腰をしっかりと手で支えるなどして気を付けましょう。
※母乳の場合、吸い残しが原因で詰まってしまいそうな時は、縦抱き授乳ばかりせず授乳姿勢を変えて乳腺炎にならないように気を付けましょう。
出来るだけ空気が入らないようにする
【母乳の場合】
母乳の場合、乳輪が隠れるぐらい深く含ませることが大切。
しかし、その子の飲むときの「クセ」などで空気が入ってしまうということもあるようです。
もし赤ちゃんが飲んでいる時に空気が入っているような音がしたりする場合は、「授乳姿勢(縦抱きやフットボール抱き など)を変えてみる」というのも試してみるといいかもしれません。
【ミルクの場合】
空気を入らないようにするためには、乳首(吸い口)できるだけしっかりと奥に入れ込みます。
乳首の先のほうだけをくわえさせると空気が入りやすくなってしまいます。
そして哺乳瓶の乳首(吸い口)の部分全体を、空気が入らないようにミルクで満たすことが大切です。
また、「ゲップや吐き戻しを軽減する哺乳瓶」というのもあります!
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授乳姿勢にこだわっていて『誤嚥』や『耳の病気』を防ぎ、空気の飲み込みも減らしてくれるそうです♪
母乳のあげすぎに注意!授乳の時間をしっかり開ける
母乳をあげている場合は、母親が気付かないうちに赤ちゃんが母乳を多く飲み過ぎていることも…。
その原因の一つに、赤ちゃんが満腹の状態でも「お腹が空いているような仕草」をすることで、「お腹が空いてる?飲ませなくちゃ!」と、もう足りているのにあげてしまうことが原因となっていることも。
これを防ぐには、赤ちゃんの体重が増えているかチェックしながら、『一度の授乳でしっかり飲ませ、授乳の感覚をきちんと開ける』ということが大切です。
母乳の出が良すぎるという場合なども飲み過ぎの原因に繋がるので、自分は飲ませ過ぎていないか?を意識してみてくださいね。
まとめ
授乳後の吐き戻しが窒息の原因になってしまうのは恐いですね…
しかし、そんな吐き戻しもずっと続く訳ではありません。
個人差はありますが、吐き戻しは3ヵ月頃からおさまってくることが多いそうです^^
この記事がそんな「吐き戻し」で悩んでいる方に…少しでも役に立てればと思います。
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