「子どもの鼻水が止まらなくて困ったなぁ」という悩みは、頻繁に訪れるもの。
3〜4歳までは自分で鼻をかめませんから、家庭でのケアが重要になります。
昔は直接鼻水を吸ったりしたそうですが、今は便利な「鼻吸い器」がありますね。
「鼻吸い器の使用頻度は?」「耳に悪いの?」など注意点をまとめました。
鼻吸い器の使用頻度1日何回でも大丈夫?
鼻吸い器は、1日何回でも使用可能です。
小児科の看護師さんによると、「親御さんが市販の鼻吸い器で吸う力は弱いです。鼻水が出ているな〜と思ったらその都度使っていいですよ。」との事でした。
加湿をすることで鼻詰まりが楽になり、鼻水も柔らかくなるので吸いやすくなります。
シャワーやお風呂の後、温かいものを食べた後、蒸しタオルを鼻の下にしばらく当てた後などに吸うのがおすすめです。
特に、生後1〜2ヶ月の赤ちゃんは口呼吸が苦手です。鼻が詰まると、母乳・ミルクがうまく飲めないので可哀想ですよね。
鼻吸い器のオススメ3選
ここで、おすすめの鼻吸い器をタイプ別に3つ紹介します。
1)ママ鼻水トッテ
|
*「ストロータイプ」
*販売元:丹平製薬 株式会社
* 税込696円
*口コミ
すごく便利!こちらの吸う強さで調節がきくし、赤ちゃんの鼻でも奥までいかないようになっているので安心です。
逆流もなく、どんな体勢でも使えるのがお勧めポイントです。
ウイルスが気になるので、鼻吸い後はうがいをすることをお勧めします。
この商品は、育児サイト「ベビカム」の調査で、手動・電動の鼻水吸引器を合わせた中で最も支持されました。
2)ピジョン ドクター鼻吸い器
|
*「スポイトタイプ」
*メーカー(製造者):ピジョン
*税込 502 円
*口コミ
口で吸うタイプでは吸いにくい、奥の方の鼻水に使っています。
その後に口で吸うタイプで吸っています。
コンパクトで持ち運べるので出掛け先で使うのにも便利です。ウイルスを吸い込むこともなく、おすすめです。
3)ベビースマイル S-303
|
*「電動タイプ」
*メーカー(製造者):シースター株式会社
*税込 3,980円
*口コミ
8ヶ月頃までは鼻の穴にフィットしないため、スポイトのような鼻吸い器の方が取れました。
でも1歳になってからは逃げるので、こちらを重宝しています。
片方の鼻につき10秒もあれば気持ちよく取れて楽です。
ただ、月齢が低い場合、鼻にノズルが入るかが心配です。
「ストロータイプ」は安価・吸う力を調節できる、「スポイトタイプ」は小型・ウイルスを吸い込まない、「電動タイプ」は短時間で手軽に吸い取れるなど、それぞれ長所がありますね。
鼻吸い器のやりすぎは耳に悪いの?
鼻水で苦しそうな場合、何度でも吸引は可能、正しく使えば耳に悪くありません。
ポイントは、「弱めの圧で、少しずつゆっくり」そして「こまめに」吸引することです。
赤ちゃんや小さな子はまだ自分で「鼻をかむ」ことができません。
鼻水が出てから数日経つと、鼻の奥からのどに向かって流れること(後鼻漏)が多いです。後鼻漏は、子どもの中耳炎の大きな原因です。
よって、子どもの鼻水を吸い取ってあげることは、中耳炎を予防することになります。中耳炎は風邪と違って、完全に治るまで月単位かかる厄介な病気です。
息子(10ヶ月)が風邪で中耳炎の一歩手前の時、「抗生剤を飲まなくても、鼻吸い器でこまめに吸ってケアすれば治ります」と言われ、実際に中耳炎にならずに済みました。
鼻吸い器を赤ちゃんや子どもに使う時の注意点紹介
具体的に、使用時のコツ・注意点・体勢を紹介します。
入浴後など鼻水が出やすい時に行ってくださいね。
鼻吸い器の吸引のコツ
1) 鼻吸い器の先端(ノズル)は鼻の穴に水平方向に少し入れる(当てる)
ネバネバの鼻水は鼻の穴とほぼ水平方向の一番奥、のどに近いところに溜まっています。
鼻の穴に水平方向に軽く入れ(当て)ます。
2) 少しずつ角度を変えて、よく吸い取れるポイントを探す
水平方向を意識しつつ、左右に動かすなど角度を変えながら吸引していると鼻水がどんどん出るポイントがあります。
ポイントを見つけたらその角度のまま吸い取りましょう。
鼻吸い器の吸引時の注意
1) 強い力で一気に吸引しない
吸引は「弱めの圧」で「少しずつゆっくり」とです。
鼻は口・目・耳とつながっています。「強い圧」で「長時間」吸引すると中耳炎や鼻血などの影響が出ます。
一気に吸引しなくても頻回吸引して取り除けば大丈夫です。
2) 強く押し当てない・押し込まない
ノズルは鼻の穴に軽くあてるだけでもよく吸い取れます。鼻の奥に、強く押し込まないようにしてください。
鼻が詰まっているときは、腫れによって鼻の中は狭くなります。
奥まで入れて粘膜を吸ってしまわないように気をつけて吸引を行いましょう。
鼻吸い器の吸引時の体勢
鼻水を吸引する際は頭をしっかり固定してください。
頭が動いてしまうとノズルの位置が安定せず、出っ張った粘膜を傷つけて悪化させてしまう恐れがあります。
小さい子どもの場合は、横向きに抱き、手で頭を支えながら、空いた手で吸引するのがおすすめです。
また赤ちゃんの場合は吸う人が床に座り、ひざや太ももで赤ちゃんの頭を抑え、上から覗き込むようにして吸うとラクに吸引できます。
まとめ
試しに自分自身にストロータイプを使ってみると、意外と吸引の威力はありませんでした。でも、少し力を入れて吸うと・・・痛くないですがビックリします。
コツは「スーッ」と急に吸うのでなく「スッスッ」と弱めに短くです。自分で練習すると、加減が分かりますよ。
使用頻度・使用環境などから判断して、使いやすい鼻吸い器が見つかるとよいですね。
コメント