北海道の七夕なぜ柳に短冊つるす?竹林はない?お菓子貰うろうそくもらいとは?

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北海道の七夕は、本州とちょっと違う点が色々とあります。

テレビで取り上げられ紹介されることが多いのは、竹や笹ではなく柳の木に短冊を吊るしたり、「ろうそく出せ」というイベントを行う地域があるということです。

また、7月7日ではなく8月7日に七夕を行うのが一般的です。

北海道の七夕にまつわる風習や疑問をご紹介します。

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北海道では七夕に笹ではなく柳の木に短冊をつるすの?

七夕には、願い事を書いた短冊や飾りを笹竹に吊るすという光景が全国各地で見られますよね。

しかし北海道の七夕では、笹竹ではなく柳など他の木に短冊を吊るすのが一般的です。

北海道の七夕で柳の木に短冊をつるすのはなぜ?

私が生まれ育った地元は北海道なので、幼いころから特に疑問を感じることなく、柳や他の木など観葉植物に七夕飾りや短冊を吊るしていた記憶があります。

「笹の葉さらさら~♪」という歌も習いましたが、「そういえば本物の笹竹って見たことないよな~」と気づいたのは大人になってからです。

北海道出身の私の中で「笹」といえば「熊笹(くまざさ)」のことをイメージしていたので、曲そのものに疑問は感じませんでした(笑)

保育園・児童会などの行事では、本物ではなくそっくりに作られたレプリカの笹竹に短冊をくくりつけたり、模造紙に大きく書かれた笹竹の絵にペタペタと貼ったこともあります。

なぜ北海道の七夕は柳などに短冊を吊るすのが一般的かというと、竹や七夕で使われるような背の高い笹が生える気候ではなく、手に入らないからです。

その点、柳ならどこにでも生えているので、葉の形が竹に似ているということで代用されるようになったと言われています。

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北海道には竹林がないのはなぜ?

北海道では竹や笹が生えないと1章で書きましたが、北海道でずっと暮らしている人は「竹林」を見たことのない人がほとんどだと思います。

私も、結婚して道外で暮らした時に初めて竹林を見て「絵本で見た感じだ~」と驚きながら感心したのを憶えています。

北海道では竹が自生しない理由

竹は地面の下に浅く地下茎が這って増えていきます。

しかし、北海道や東北北部のように冬に地面が凍ってしまう寒冷地では、寒さに耐えきれず地下茎が死んでしまい、育たないと言われています。

なお、道南の函館周辺(松前町の孟宗竹林)には「竹林」が存在しているのですが自生ではなく、本州から持ち込まれて移植され、それが成長したものになります。

ここが日本での竹林の北限と言われているので、ほとんどの北海道民は竹林を見たことがなく、七夕に「竹に短冊を吊るす」ということが困難ということがわかりますね。

このように、本州には普通にあるけど北海道には無い植物というのは、知られていないだけで沢山あるようです。

北海道のたけのこ採りで食べているのは?

北海道では春先や秋に山や道路沿いで山菜採りをする人をよく見かけます。

しかし、北海道で採られる「たけのこ」と言えば、細くて先端が薄緑色をした「根曲がり竹」のことをさします。別名「姫たけのこ」とも呼ばれています。

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もちろん、スーパーでは太くて白っぽい「たけのこ」が水煮などで手に入りますが、北海道産のものは見たことがありません。

もし北海道旅行などで、たけのこのお漬物や煮物を食べることがあれば、この「根曲がり竹(姫筍)」が出てくる可能性は高いですよ♪

ちなみに苦みはほとんど無く、山菜特有のクセのようなものも感じません。細くてポリポリと食べやすいので私は大好きです。

北海道の七夕イベント お菓子を貰うろうそくもらいとは?

北海道の七夕では、笹ではなく柳の木に短冊を吊るすことがわかっていただけたと思いますが、他にも面白い風習や本州とは違う部分があります。

北海道の七夕は7月ではなく8月が一般的

テレビなどで「本日は七夕で…」と伝えられるのは7月7日だと思いますが、北海道民の七夕は87という感覚が一般的です。

しかし、函館を含む道南では7月に七夕のイベントやお祝いなどを行う地域も多く、北海道だけでなく全国の他の地域でも8月7日を七夕としているところもあります。

全国的に有名な七夕祭りも、7月7日頃に開催されるものもあれば8月7日頃に開催されるものもありますよね。

七夕の北海道 こどもたちの楽しみはロウソクもらい

「ロウソクもらい」や「ろうそくだーせ」と呼ばれている、アメリカでいう「ハロウィン」のような風習が今も続いている地域があります。

七夕の夕方に、子供たちが近所や学校近くの家やお店などをまわり、歌を歌って、お菓子を貰うというイベントです。

北海道の中でも全くやっていない地域があるので、北海道出身だからといって全員が知っていることでも無いようですが、私の生まれ育った地域では、七夕のメインイベントでもあり毎年楽しみにしている行事でした。

歌の歌詞やリズムも地域によって違っていたりと、北海道出身の私でも知らない発見がある不思議な風習です。

8月7日に七夕を行う地域が増えた理由や風習についてはこちらの記事もお読みくださいね。
[su_label type=”important”]CHECK[/su_label]⇒北海道の七夕が8月な理由 他の地域は?ろうそく出せってどんな行事?

まとめ

北海道の七夕ではなぜ笹竹ではなく柳の木に短冊飾りを吊るすのかという疑問についてご紹介しました。

土地ごとの風習の違いというのは、住んでいる人にとっては当たり前なことが多く、知ってみると面白いものですよね。

本州にお住いの方にはこちらの記事もオススメです☆
[su_label type=”important”]CHECK[/su_label]⇒七夕の笹の本物はどこで購入可能?長持ちのポイントと処分方法は?

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