節分に恵方を向いて太巻寿司を食べると縁起が良いとされる習慣は、大阪を中心とする関西から始まり、全国まで広がってきました。
今ではこの太巻きのことを「恵方巻」と呼ぶ人が多くなりましたね。
「黙って食べる」ことを徹底している人も多くいますが、恵方巻に醤油は付けて良いのか、途中でつけ直すのはダメなのかを気にされる方もいます。
海鮮巻きだと醤油がないと味気なく感じる場合も…。
恵方巻を食べる際にちょっと気になる疑問を、この記事で解決しましょう!
恵方巻きには醤油つける?つけない方が良い?
まず、恵方巻に醤油はつけていいのか?つけない方が良いのか?についてです。
この点に関して、「恵方巻に醤油をつけると願いが叶わない(縁起が悪い)」ということはあまり聞きませんので、気にされずに個人のお好みで問題ないようです。
恵方巻きに醤油をつける人の意見
・いつも巻き寿司には醤油をつけるから
・巻いてあるネタに味がついてないと美味しくないから
恵方巻にする具材は家庭によってさまざまで、お店で販売されているものも紅ショウガやかんぴょう・たまごなどが巻かれた定番のものから、海鮮ネタが巻かれたものまで多種多様です。
醤油をつけないと味気ないものも中にはありますし、味が濃いものが好きという場合はネタに関わらず醤油をつける方もいらっしゃるようです。
恵方巻きに醤油をつけない人の意見
・シャリ(ごはん)にも味がついているから
・具材に味の付いたものが多いから
醤油をつける側と逆の意見で、「恵方巻は酢飯で作っているので醤油なしでも美味しい」「紅ショウガやかんぴょう煮など味付きの具材が入ってる」という理由で醤油なしで食べる人もいます。
作っているお店によっても、酢飯のしょっぱさや酸っぱさ、具材の味付けの濃さは異なりますので、「一口食べてみて味気なければつける」という人もいるようです。
では、このように途中で醤油をつけなおすのは縁起的に問題ないのでしょうか?
恵方巻きに途中で醤油を付け直すのは問題あり?
恵方巻を食べる際のルールとして、このようなことを重視・徹底されている方は多いと思います。
*恵方を向いてよそ見せずに食べる
神様がいらっしゃるといわれる恵方(年によって変わる)を向いて、よそ見をせずに食べることでご利益が得られるという考えがあります。
*喋らずに黙って黙々と食べる
食事は家族や仲間と楽しく話しながら…という方も多いと思いますが、恵方巻の時だけは無言で食べることを徹底される方も。
その理由としては、途中で話したり食べるのを休んでしまうと「空いた口から福が逃げてしまう」という言い伝えがあるようです。
*巻き物を切らずにそのままかぶりつく
これも二番目と同様の理由で、巻き物を途中で切り分けてしまうと、そこから福が逃げてしまうという言い伝えがあるようです。
そして、食べている途中で恵方巻に醤油をつけるという行為が「食べるのを一時中断した」ということになると考え、最初の一口の時には醤油をつけても、そのあと付け直すことはしないと徹底されている方がいらっしゃるということですね。
恵方巻のルールは願い事を唱える間だけ!?
私の家では、上でご紹介した3つのルールをなるべく守りながら恵方巻を食べていました。
そのため、少しでも食べやすいように…
①巻き物の長さを短くして一人でも食べきりやすくする
②細巻きを恵方巻として食べる
というように母が工夫してくれていたのを憶えています。
しかし、友人や知人と恵方巻について話していると、それぞれの家庭・風習で気を付けていることが様々だということに気づきました。
その中で多かったのが、このような意見です。
太巻き一本食べきるまでじゃなくて、神様にお祈り(お願い事)をしてる間だけ無言で食べてるよ~。
各自お願い事をし終わったら、会話を再開したり、別の料理と順番に食べ進めたりするよ~。
あくまで儀式はお願い事をしている間だけのことであって、それが終わったら自由に食べるということですね。
このように恵方巻に対するルールや決め事は、その人や家庭の考え方で違いがありますので、「こうしなくてはいけない」「このやり方はダメ」と決まっているものではありません。
あくまで、神社へのお参りなどと同じく「おまじない」というような気持ちで、楽しんで取り入れられると良いですね。
恵方巻きのネタを海鮮にするとき醤油はどうする?
では最後に、「縁起をかついで醤油を付け直さずに最後まで食べたい!」という方向けの恵方巻についてご紹介します。
シーチキンやマヨネーズを使ったサラダ巻きなどはそのままでも美味しいですが、マグロやサーモンなどの海鮮巻きなどの場合、醤油を付けたほうが美味しく食べられますよね。
手作りする場合は事前に具材へ醤油を垂らすという方法もありますが、そうするとごはんにそのまま醤油が吸収されてしまい、結局具材は味気なくご飯だけがしょっぱいという結果に…。
海鮮の恵方巻を作るときには漬けにするのがオススメ!
そこで、海鮮系の具材にしっかり味をつけることができる「漬け」にするという方法がおすすめです。
途中で醤油を付け直すことなく食べきることができますし、とても美味しく仕上がりますよ♪
漬けにするのに適した食材と一緒に巻くもの
これはお好みなので何を選んでも良いのですが、一種類でも良いですし、複数のネタを一緒に巻くのも豪華になりますね。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″] ・マグロの赤身
・サーモン
・カツオ
・鯛
・ぶり
・カンパチ など[/su_note]
漬けた刺身と一緒に巻くものとして合いやすい食材も、お好みですが色々あります。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]・きゅうり
・大葉
・アボカド
・リーフレタス
・カイワレ大根
・たまご(錦糸卵や薄焼き) など[/su_note]
どれも色鮮やかな具材で味もさっぱりするので、一緒に巻くと更に美味しくなりますよ。
「恵方巻きの中身具材で人気商品を通販で購入!海鮮系ネタのおすすめも紹介♪」では【北海道産の天然秋鮭の刺身】もご紹介しています。
漬けマグロや漬けサーモンの作り方
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]・お刺身用のお好みのネタ 縦長のもの2本
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・わさび お好みで(無くても可)
※しょうゆとみりんの量はお刺身の大きさで調整
※わさびの辛みは漬けている間に抜けやすいので多めがオススメ[/su_note]
材料をすべてボウルに入れるか、ジッパー付きの袋などに入れて1~2時間程度冷蔵庫で寝かせるとしっかり味がつきます。
あとは、お好みの具材と一緒に巻き巻きするだけです。
わさびの代わりに生ショウガ(おろしたもの)を入れても美味しいですよ~。
まとめ
恵方巻に醤油は付けるのか、途中で付けなおしても良いのか、海鮮太巻きにするときのオススメレシピについてご紹介しました。
様々なルールや風習も大切ですが、美味しいものを笑顔で楽しく食べることが、心にも体にも一番良いことではないのかなと思います。
細かいことはあまり気にせず、良い1年を過ごせることを願いながら美味しく恵方巻を食べましょう!
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭や、海苔巻きが苦手…という方は「恵方巻きを海苔なしで 海苔の代わりは?嚙み切れない悩み対策グッズも紹介」を参考にしてくださいね。
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