旭山動物園は、北海道旭川市にある日本最北に位置する動物園です。
真冬の雪が降りしきる寒い中でも、元気にいきいきと過ごす動物たちの姿を見て楽しむことができ、積雪期限定の「ペンギンの散歩」は特に大人気のイベントとなっています。
冬の旭山動物園にはどのような魅力があるのか、おすすめの見どころや人気のイベントについて詳しくご紹介します。
旭山動物園の冬期間の楽しみ方は?
年末年始や一部休園日を除き、1年中通して開園されている旭山動物園ですが、冬期開園で訪れる人たちの楽しみ方にはどのようなものがあるのでしょうか。
旭川市民や道内の常連さんの中には、「夏もいいけど冬の動物園の方が好き!」という方も意外と多いですよ。
雪の中の動物たちの様子を楽しむ
寒い中でも動物園に行きたい…となる一番の魅力は、動物たちの冬ならではの姿が見られるということです。
寒さに弱い動物たちは残念ながら冬期間見ることができないのですが、逆に冬だからこそ元気になる動物たちもたくさんいます。
夏場の暑さでバテバテだったホッキョクグマは、雪や氷の上でイキイキと過ごし、冷たいプールの中も元気よく泳いでいます。
シカの仲間で最も北に生息するトナカイは、夏の間に伸びた角が立派に完成し、毛も夏は茶色だったのが白い冬毛に変わった姿を見ることができます。
ユキヒョウは寒冷地に適したヒョウの仲間で、寒さから身を守るために足の裏までも毛で覆われています。
元気よく岩をかけあがったり、お客さんの頭上でくつろぐ姿を見ることができるので、足の裏の毛も要チェックです。
他にもオオカミやアムールトラ、レッサーパンダなど寒冷地の動物たちは夏以上に元気な様子を見ることができるので、夏に来た時との比較も楽しいです。
具体的な見どころやイベントは、次の章でご紹介します。
旭山動物園の冬期間の見どころや人気イベント紹介
旭山動物園の冬期開園中の見どころや、みんなが注目する人気イベントをご紹介します。
ペンギンの散歩
動物園内に雪が降り積もると、冬期開園恒例の「ペンギンの散歩」というイベントが始まります。
ペンギンの冬期間の運動不足解消を目的として、ペンギン本来の習性や生態を見ることができるようにと始められました。
例年12月下旬~3月中旬までのお楽しみですが、平成28年(2016年)は12月10日から開始されました。
開始時期や終了時期は、その年の積雪状況や気温によって変更されます。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]散歩時間:30~40分程度
コース:ぺんぎん館~学習ホール付近までを往復(約500m)
開催時間:午前11時~と午後2時30分~の1日2回
※3月以降は開催が午前1回のみとなる年もあります。[/su_note]
※平成29年(2017年)のペンギンの散歩が12月3日から開始されました!当面は毎日1回午前11時からのみで、積雪状況により午後2時30分からも行うようになります。
ペンギン達がびっくりしてしまったり、目を痛めるおそれがあるのでフラッシュ撮影は禁止です。
散歩コースの両脇にはカラースプレーなどでラインが引かれるので、それに沿って並んで観覧します。
遠くからでもヨチヨチ行進する可愛らしい姿は見られますが、近くでしゃがんでペンギンと同じ目線の高さで観るのがオススメですよ。そばまで寄ってきてくれることもあります。
トボガン広場
降り積もった雪で作られたペンギンのための広場では、雪の上を歩いたり、腹ばいになって移動する様子を見せてくれます。
ペンギン館の屋外放飼場と陸橋で繋がっているので、行動範囲も広くなり、いきいきとした姿はずっと見ていても飽きないんですよね。…寒いですが。
トボガン広場の開設にはたくさんの雪が必要なので、整備が整うのはペンギンの散歩開始と同じく例年12月中になります。
ちなみに「トボガン」とは、ペンギンが「フリッパー」と呼ばれる翼にあたる部分などを使って腹ばいで移動する動作のことで、英語で「小型のそり」という意味です。
冬のワンポイントガイド
毎週日曜日と祝日には「冬のワンポイントガイド」が開催されます。
飼育員さんが、自分の担当している動物の冬の暮らしをわかりやすく解説してくれることで人気です。
毎週解説してくれる動物やテーマが変わりますので、どの動物のお話が聞けるかも楽しみですね。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]散歩時間:30~40分程度
開催日:毎週日曜日と祝日
開催時間:午後1時30分~
※平成29年度冬期スケジュールは未定となっています。[/su_note]
もぐもぐタイム・なるほどガイド
年中通して開催されている人気の取り組みです。
もぐもぐタイムは、飼育員さんが動物にエサをあげながら、動物の特徴ある行動について解説してくれる時間です。
なるほどガイドは、エサのやり取りはありませんが、同じく動物の特徴ある行動を解説してくれます。
もぐもぐタイムはとても混みあいますので、開始時間ギリギリには人が何層にもなって後方ではよく見えないこともあります。
開始時間の15分くらい前には到着するようにして、周りの様子を見ながら早めに場所取りをして待つことをお勧めします。
ペンギン・ホッキョクグマ・アザラシのもぐもぐタイムは特に人気です☆
子どもにもわかりやすいように説明してくれるので、お子さんの冬休みの自由研究などにも活用できそうですね。
もぐもぐタイムを行う動物は当日の朝に決定します。
各門に「もぐもぐタイム」と「なるほどガイド」のスケジュールが掲示されているので、まずはそちらをチェックしましょう!
こども牧場でのふれあい
こども牧場は、園内で直接動物に触れあうことのできる唯一の空間で、子供だけでなく大人にも人気です。触り方は飼育員さんが優しく教えてくれます。
冬期間は屋内でウサギやモルモットを触ることができ、体温やにおいを間近で体験することができますよ。
アザラシ流氷ひろば
あざらし館には、極寒期限定(1月下旬頃~)で屋外プールを凍らせた流氷広場が登場します。
見るからに「冷たそう~」なのですが、アザラシにとって流氷は、出産&子育てをするための大切な場所なんです。氷の隙間から顔を出すアザラシはとてもかわいいですよ。
年中人気のマリンウェイ(円柱水槽)も、特にもぐもぐタイム直前は元気よく通り抜けてくれると言われているので必見です!
雪あかりの動物園
旭川冬まつりが開催される期間のみ、開園時間を夜8時まで延長し、アイスキャンドルに囲まれた園内で動物たちの姿を見ることができます。
ホットドリンク等の無料配布や、中に入れる手作りのかまくらや子供向けの雪の滑り台、アイスキャンドルの製作体験など、この期間しか楽しめないイベントが盛りだくさんです。
[su_note note_color=”#feed8e” radius=”4″]開催日:平成30年(2018年)2月7日~2月12日
開園時間:午前10時30分~午後8時30分(入園は20時まで)
※平成29年度のイベント内容は未定となっています。[/su_note]
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まとめ
冬の旭山動物園を楽しむためのポイントや催しについてご紹介しました。
開園時間は夏よりも短かいので、もぐもぐタイムやぺんぎんの散歩に合わせて効率よく回るようにしたいですね。
各イベントは、天候や積雪状態、動物たちの体調により当日になって休止や時間変更となる場合があります。
他にも、旭山動物園に遊びに行くときにオススメの記事があります![su_label type=”important”]CHECK[/su_label]⇒旭山動物園に関するお役立ち記事一覧を見てみる★
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