5月5日は端午の節句「こどもの日」です。
大切な子どもを守ってくれるようにと願いを込めて五月人形や兜を飾ったり、立派な人になるようにとの立身出世を願って鯉のぼりを飾るという風習があります。
生まれて初めて迎える【初節句】のお祝いでは、「どちらの親から兜を買ってもらうのか…」など、悩むことも色々と出てくると思います。
お祝いのお返しにおすすめの品についてもご紹介します。
初節句を迎える男の子の兜は誰が買う?
初節句が近づくと、事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにと願いを込めて五月人形や兜を飾るために用意するご家庭は今でも多いです。
実際にあったトラブルのケースは・・・
- 相談せずに突然贈られたが、自分たちで既に購入していたケース
- お互いが「うちで用意する!」と言ってきかないケース
- 「相手が用意するのもの!」と言い合って揉めるケース
五月人形や兜の購入については、色々とトラブルがあるようです。
こういったお祝い事は、地域性や地元の風習によってマナーやしきたりが異なるので、一概にこれが正しいという答えは無いのが事実です。
一般的に本などでは、お嫁さん側(女性側)の実家から贈るのがマナーと書いてあるものが多いようですが、
- 7歳までは、男女関係なく女性側の実家から
- 女の子は女性側の実家から、男の子は男性側の実家から
というように、年齢や性別で分けて考える地域もあります。
別の土地で生まれ育った人同士が結婚するのはよくあることなので、昔よりは地域での違いというよりも、それぞれの考え方の違いが大きくなってきているのかもしれませんね。
両家で折半したり、祖父母ではなく自分たちで用意したりと、誰が購入するかについて正解はありませんが、行き違いでトラブルになってしまわないように、それぞれの考えや希望はきちんと伝えることが大切ですね。
初節句を迎えた男の子へのお祝いのお返しは何が良い?
初節句のお返しは、お祝いの日から一週間以内~遅くても5月以内にはしたいものです。
水引きは紅白の蝶結びのものを使用します。のしの表書きは上段が「内祝」、下段は初節句を迎えた本人(子ども)の名前を書きます。
初節句の内祝いは「柏餅」や「お赤飯」が定番ですが、必ずそうでなければいけないということではありません。
相手が一人暮らしの場合は日持ちのする食品やタオルなどの消耗品の方が喜ばれるかもしれないですし、その方の生活スタイルに合わせて商品券やお食事券を贈るのも良いと思います。
内祝いは、店頭でもインターネットでも購入できますが、おすすめなのは直筆の一言(お手紙)と赤ちゃんの写真を一緒に贈ることです。
インターネットでも、購入手続き後に写真とメッセージカードを商品販売元へ送ると、内祝いに同封してくれるサービスを行っているショップがあります。
また、こういった商品もありました。
写真・名前・生年月日を印字したシールが中心に乗った、バウムクーヘンです。箱を開けたらビックリしますね。
端午の節句の内祝用に、こいのぼり&兜が一緒に印刷される可愛いデザインもありましたよ。
「ありがとう」という気持ちを、現金や品物に代えて届けることが贈り物です。気持ちそのものは贈ることができないので、何らかの形を与えているわけです。
もともと「気持ち」という形のないものなので、その代わりとなるものが「商品券ではダメだ」や「柏餅でなければならない」などという決まりなどありません。
まとめ
初節句は、これから元気に育っていく子どものための行事です。
そのお祝いのことで両家が気まずくなってしまったり、お母さんが悲しんでいる姿は、お子さんは見てても嬉しいわけないですよね。
それぞれの考えをよく聞き、トラブルが起こらないように一つずつ準備して、お祝いしてあげたいですね。
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